12日放送、テレビ東京「プロ野球ドラ1は今... 人生って七転び八起きSP」では、1986年のプロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから1位指名を受けた猪俣隆氏の現在を特集。「ボールを寿司に握り変えた阪神左のエース」と題し、現役引退後に寿司職人へと転身を遂げ、アメリカに渡って活躍する同氏の生活を紹介した。

「買い物でもステーキ一つでも、スーパーに行っても高いのと安いのと色々ある。そういうの『どっち買うんだろうか?』って後ろから見られているような。もう放っておいてくれって。特に日本の場合はそういうことが多い」。

現役引退後も、その知名度がもたらす苦悩をこう語った猪俣氏は、誰も自分のことを知らない場所で挑戦がしたいと手取り9万円で2年間の修行を敢行。現在はアメリカの寿司店に勤め、看板職人として活躍している。1日約9時間の立ち仕事で、年収は500万円ほどだという。

そんな猪俣氏は、店のテレビでメジャーの試合もチェックすることも。番組のカメラに「ついつい投げたくなる時ありますよね。ゲーム観てて。こういうところ(メジャーのマウンド)で投げてみたいなって」と本音を語るも、寿司職人としてのキャリアは16年にもなり、すでにプロ野球時代の12年間を上回っている。

寿司職人を続けられた理由を訊かれると、猪俣氏は「野球っていうのは球場に足を運んで頂いて僕らのプレーを観て喜んで頂く。料理も料理でお客さんが目の前で喜んでくれる姿を自分が見れる。お客さんが喜んでるものを提供する喜びを感じているから。それがいいですね」と充実した様子をうかがわせた。