結婚に必要なのは「愛」だけ?

リクルートマーケティングパートナーズが運営する「リクルートブライダル総研」は、このほど「夫婦関係調査2017」で20代〜60代の既婚者を対象に行った調査「結婚に対する考え方」について分析を発表しました。

男性のほうが「愛さえあれば結婚できる」って思っている

「愛情さえあれば、結婚できる」という意見について「そう思う」割合は24.1%、「そう思わない」(32.3%)と「そう思わない」が上回る結果になりました。男女別に見ると、男性で「そう思う」と回答した割合は29.1%、「そう思わない」は25.3%、女性で「そう思う」と回答した割合は19.5%、「そう思わない」は38.8%という結果になりました。


また、「結婚するには、愛情以外の相手に求める条件が重要だ」について、「そう思う」と回答した割合は、男性で35.3%、女性で48.6%、「そう思わない」は、男性で9.5%、女性で7.2%でした。

さらに「結婚は、安定した収入がないとできない」について、「そう思う」は男性で50.8%、女性で60.3%、「そう思わない」は男性で8.0%、女性で10.2%という結果に。女性のほうが結婚を現実的に捉えていることがうかがえる結果となりました。

夫婦関係の満足度は…

では、愛情だけではよい夫婦関係が築けないのでしょうか。

「愛情があれば結婚できると思う割合」と「夫婦関係の満足状況」の関係を分析したところ、男女ともに「愛情さえあれば結婚できる」と思う人のほうが、夫婦関係の満足度が高いことがわかりました。

調査を実施したリクルートブライダル総研は、「相手に求める条件の最上位が『愛情』であることと、夫婦関係の満足状況は関係が深いようです」と結んでいます。

【調査方法】 インターネットによるアンケート調査
【調査期間】 2017年3月28日(火)〜3月29日(水)
【調査対象】 全国の「既婚者かつ本人初婚」および「離婚経験のある独身者(結婚経験1回)」
の20代〜60代の男女
【回収サンプル数】既婚者:2,000件、離婚経験者:915件の合計2,915件
※本調査では、性・年代別に定数にてサンプルを回収し、集計の際に実際の性・年代別未婚者・既婚者の人口構成
に合わせるために、サンプルに重みづけを行った(ウェイトバック集計)

ウートピ編集部