粋な計らい! U2がコンサート開始を遅らせる→ファンはメッシ圧巻ハットの目撃者に!

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▽劇的な結末でロシア・ワールドカップの出場権を獲得したアルゼンチン代表。偉大なるエースFWリオネル・メッシの実力をまざまざと見せつけられたが、アルゼンチン代表の一戦は南米予選の結果以外にも大きな影響を与えていたようだ。イギリス『Four Four Two』が報じた。

▽現地時間10日に一斉開催されたロシア・ワールドカップの南米予選最終節。予選敗退となる6位に位置していたアルゼンチンは、アウェイでエクアドルと対戦。開始1分にエクアドルが先制するという衝撃のスタートとなったが、メッシが圧巻のハットトリックを達成。アルゼンチンは3位に浮上し、12大会連続17度目のW杯出場を決めた。

▽W杯出場の行方が注目されていたアルゼンチンの試合は、偉大なロックスターにも影響を及ぼしていた。同日、アルゼンチンのラ・プラタにあるエスタディオ・シウダ・デ・ラ・プラタでコンサートを行ったのは、ロックバンドの「U2」だった。

▽U2のコンサートは、エクアドルvsアルゼンチンのキックオフから30分後の21時からスタートする予定だった。しかし、集まったアルゼンチン人のファンが、試合結果を気にすることを危惧し、主催者側が22時スタートに変更。さらに、会場のスクリーンでは、エクアドルvsアルゼンチンを放送するというサプライズも用意していた。

▽劇的な試合展開もあり、U2がコンサートをスタートさせたのは22時20分だったとのこと。主催者は、試合開始前にこの判断を下していたことを明かし、オープニング・アクトを務めるノエル・ギャラガーとU2の間で試合を放送することを決めていたようだ。

▽結果的に、メッシの大活躍でアルゼンチンのワールドカップ出場が決定。会場に集まったファンたちは、メッシのハットトリックを目の当たりにし、心置きなくコンサートを楽しめたことだろう。