チーム一丸となって難敵パラグアイに立ち向かったベネズエラ(左)。彼らはいかなる誘惑にも屈しなかったようだ。 (C) Getty Images

写真拡大

 すでにワールドカップ出場への望みは絶たれていた。しかし、ベネズエラの選手たちは国の威信を守るため、いかなる誘惑にも屈せず、戦い抜いたようだ。試合後に明るみになった仰天エピソードを英紙『サン』が伝えている。
 
 現地時間10月10日に敵地でパラグアイとのロシア・ワールドカップ南米予選に臨んだベネズエラは、グループ最下位に沈み、最終節を前にいち早く予選敗退が決まっていた。
 
 それでも予選突破の可能性を残していたパラグアイにひと泡吹かせてやろうと奮闘した彼らは、84分のヤンヘル・エレーラの虎の子の1点を守り抜いて見事に勝利を飾ってみせた。
 
 試合後、本拠地で予選敗退にうなだれるパラグアイを尻目に、勝利の余韻に浸ったベネズエラのラファエル・ドゥダメル監督は、前日に何者かによって仕掛けられた“揺動作戦”を明かした。
 
 その驚きのコメントをまとめたサン紙によれば、試合前日の晩、ベネズエラ代表が宿泊するホテルのロビーには、露出度が高い妖艶な美女たちが何人もいたという。その道のプロの方々だろう。ドゥダメル監督はあまりに奇妙な出来事について振り返っている。
 
「実はね、昨晩に何人もの女の人たちが、我々のホテルを訪ねて来たんだ。本当におかしかったよ。でも、私の選手たちはプロフェッショナルに振る舞って、全く動じていなかった。誰が彼女らを送り込んできたかは定かじゃないけど、時代遅れの手口だ。我々には通用しないさ」
 
 勝利のみを追い求め、見事に“誘惑”にも打ち勝ったベネズエラの面々。その姿勢はまさにプロフェッショナル。あっぱれだ。

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち