今夏にASモナコからパリ・サンジェルマンへと移籍したフランス代表FWキリアン・ムバッペ。だがそんな将来を嘱望されているフランス期待の若手FWが、いまから3年ほど前にライプツィヒへ入団間近にあったことを、ラルフ・ラングニック氏が明かした。

大衆紙ビルトに対して、同氏は「ほとんど獲得できるところまでいっていたんだ」とコメント。当時ライプツィヒはまだブンデス2部で戦っており、一方のムバッペはまだASモナコでトップチームデビューを果たす前のユース選手だった。

「しかしながら問題となったのは、その時にアレクサンダー・ツォルニガー氏を解任していて、将来が不透明になっていたことだったんだよ」と説明。「そこでキリアンの父からは、そのときにもしも私が監督を吸うのであれば加入する用意があると言ってくれたんだ。しかしそのことを移籍期限までに約束することができなかったんだよ」と言葉を続けている。

最終的にライプツィヒは、シーズン終了までアヒム・バイアーロルザー氏を監督に立てて戦っており、1部昇格を逃したことからその夏よりラングニック氏が監督を務める結果となった。

一方のムパッペは、2015年の12月にASモナコにてトップチームデビューを果たし、翌年にはモナコのCL4強進出に大きく貢献するなど注目を集め、今夏には移籍金1億8000万ユーロという法外な金額でパリ・サンジェルマンへと加入している。