昨季後半戦では怒涛の追い上げをみせ、最下位争いから一転して欧州リーグ出場権争いを演じてみせたアレクサンダー・ヌーリ監督。しかしながらさらなる飛躍を期して臨んだ今季は、ここまで開幕から7試合で未勝利。代表戦期間明けからは、逆襲をかけ臨んでいくことになる。

ではいったいどういったメンバーでグラードバッハに対峙していくことになるのか?今回に関しては、マックス・クルーゼを除く全選手がオプションという状況であり、何人かの選手に対しては厳しい判断を下すことになるだろう。

特にそれに該当するとみられるのが、フロリアン・カインツだ。主将ズラトコ・ユヌゾヴィッチが復調を果たした上に、ヌーリ監督が採用する3-5-2システムでは、本職とするウィングが存在しない。ここまでkicker採点平均ではチーム3位と好調なシーズンを過ごしているものの、先発から外れる可能性は十分にあるだろう。

なおそのカインツを上回る上位2人が、センターバックコンビのラミーヌ・サネとニクラス・モイサンデルだ。両ベテランともに今節は出場可能な状態であり、おそらくはヴェリコヴィッチが右サイドにスライドして、右側のバウアーはCBを本職としないことから、ゲブレ・セラシエと右サイドの争いを演じていくことになるはずだ。

また左側のCB候補であるカルディローラについても厳しい立場に追い込まれており、バウアーらも含め、そもそもメンバー入り自体もヌーリ監督は厳しい判断を下すことになる。