伊ミラノ市内で発表された「グッチ」18年春夏コレクション(2017年9月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】「グッチ(GUCCI)」のマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)CEOは11日英ロンドン(London)で、2018年以降同ブランドの製品においてファーの使用を廃止すると表した。これに伴い、現在ファーを使用したアイテムの在庫はオークションで売却する。

 ビッザーリ氏がロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)の講演中に語ったところによると、ファーの廃止は2018年春夏コレクションから適用される。この改革は「我々にとって、サステイナブルこそがビジネスの本質であると証明する」とビッザーリ氏はコメント。

 また新しい取り組みは、2015年にクリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)のおかげで実現したという見解を述べた。「新しいクリエイティブ・ディレクターには、我々と同じ信念を大切にしている人を探していた。初めてアレッサンドロに会った時に、それを感じた」 この改革の一部として、チャリティーオークションが開催され、同ブランドのファーアイテムの在庫が出品される。オークションの収益は動物愛護団体、国際人道協会(Humane Society International、HSI)とイタリア反生体解剖連盟(LAV)に寄付される。

 国際人道協会のキティ・ブロック(Kitty Block)会長は、「グッチ」の取り組みは「温情のある決断」だと称賛した。「『グッチ』のファー廃止は大変革をもたらす。このイタリアの巨大ブランドが、残酷な行為であるとしてファーを使用しなくなることは、ファッション業界全体に波紋をもたらす」と声明でコメント。

「グッチ」は、40もの団体が所属する、動物保護とファッション業界にファーの代替手段を唱える国際団体、「ファー・フリー・アライアンス(Fur Free Alliance)」の一員となる。

 現在同ブランドを所有する「ケリング(KERING)」は他にも、ファーを使用しないブランドとして「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が挙げられる。

 今回の「グッチ」の取り組みに先駆けて、2016年には「アルマーニ(Armani)」がファーの使用を廃止すると発表している。
【翻訳編集】AFPBB News