11日、韓国・テレビ朝鮮によると、韓国で違法操業する漁船を取り締まる海洋警察の高速艇が爆発する事故が相次いで発生し、人命被害も続出している。写真は韓国の海。

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2017年10月11日、韓国・テレビ朝鮮によると、韓国で違法操業する漁船を取り締まる海洋警察の高速艇が爆発する事故が相次いで発生し、人命被害も続出している。

今年7月、韓国南部の統営(トンヨン)の港で高速短艇が爆発する事故が発生した。船を出そうとエンジンをかけた途端に爆発したことが分かっており、事故により韓国海洋水産部・漁業管理団所属の職員1人が死亡、3人が重傷を負った。

また、翌8月には黄海岸の泰安(テアン)で、9月には黄海北方の小青島(ソチョンド)付近の海域でそれぞれ海警の高速短艇が爆発し、合わせて3人がけがをしている。

相次ぐ事故を受けて高速短艇の構造的な問題が原因の可能性が指摘される中、海洋警察の対応の遅さに批判の声が上がっている。海洋警察が最初の統営の事故の船舶製造会社を家宅捜査したのは事故から2カ月がたった9月末。「船舶の構造的な問題により燃料が漏れた可能性がある」という国立科学捜査研究所の鑑識結果の公表からも1カ月が過ぎていた。しかも海警の対応は、テレビ朝鮮がこの問題の取材を始めたことがきっかけとみられるという。

また海警は、泰安と小青島で発生した事故については原因の把握もできていないとしている。

これには韓国のネットユーザーも「エンジンをかけて爆発?常識的に考えても納得できない」「3度の事故があったのに対策がない。職員は今この瞬間も爆弾に乗って走っているようなもの」と海洋警察への批判が強まっており、「これはにおう。この期間に何を隠そうとしたのだろう?」「高速短艇を買った担当者が賄賂を受け取ったのかな?」「2カ月の間に資料の内容を変えたりしたのでは?徹底した捜査が必要」など疑いや推測の声が上がっている。

海洋警察だけにとどまらず、国全体に対しても「政権が変わっても何も変わらない」「国全体に不正があふれている」「指示する者だけいて、責任者がいない国。つまりリーダーがいないということ」と厳しい意見が寄せられ、「情けない」「愛国心が薄れる」と肩を落とすユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)