「きっと次の大会を最後に…」救世主メッシ、悲願のW杯制覇を切望

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▽アルゼンチン代表を救ったバルセロナ所属のFWリオネル・メッシが、ロシア・ワールドカップ(W杯)の出場権獲得に喜びを露わにした。イギリス『Four Four Two』が報じた。

▽アルゼンチンは現地時間10日、ロシアW杯南米予選最終節のエクアドル代表戦に臨んだ。6位に転落していたアルゼンチンは、勝たなければ自力での予選突破が消滅するという状況。そんな中、試合開始1分にエクアドルに出鼻を挫かれる先制点を許し、いきなり窮地に立たされる。しかし、この日先発したメッシが12分にネットを揺らして同点にすると、20分には左足で豪快に突き刺して逆転。さらに、63分にもW杯出場を大きく手繰り寄せるゴールを決めてハットトリックを達成した。結局、3-1で勝利したアルゼンチンは、最終順位を3位とし、12大会連続17度目のW杯出場を決めた。

▽崖っぷちの状況からチームを救ったメッシは試合後、エクアドル戦を含めたこれまでの戦いを振り返った。また、ブラジルW杯と2度のコパ・アメリカを回想し、ロシアW杯で優勝を手にすることを切望した。

「常にここに来てプレーすることを心配していた。幸運にも良い方向に作用して良いプレーができた」

「僕らは落ち着いていたし、目標を達成することができた。それがもっとも重要なことだよ。神のおかげで遂行することができた」

「アルゼンチンがワールドカップに出場しないなんて狂っている。僕らは出場権を得るのに値していた」

「3回連続決勝(2014年ブラジルワールドカップ、コパ・アメリカ2015、コパ・アメリカ・センテナリオ2016)に進出していたにも関わらず、僕らには批判があった。そして、今日は全ての人たちにとって重要な人なった。特に長く代表にいる選手たちにとってはね」

「僕らはしばらくメディアの人たちから遠ざかっていた。ただ、それがチームの結束を強めることになったと思っている。僕ら全員が手を取り合うことができるならば、もっと楽になる」

「W杯と2度のコパ・アメリカで起こったことは不当なことだよ。結局、僕らはW杯の出場権を得るのに苦労したけど、きっと次の大会を最後に優勝を手にすることができると信じている」

「出場権を得られたことを味わいながら、少しずつ準備を始める。チームは変わる。そして、成長していくよ」