「芸能人には芸能人のルールがある」と語る梅沢

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 共感を呼ぶ毒舌、辛口コメントで今やあらゆるテレビ番組に引っ張りだこ。忖度いっさいなしのぶっちゃけエッセイ『富美男の乱』(小学館)も話題の梅沢富美男(66才)が、芸能界における“親の責任”について語る。

 2016年8月、宿泊先のホテルの従業員に性的暴行を加えたとして逮捕された高畑裕太(24才)。母・高畑淳子(62才)はすぐ謝罪会見を開いたが、後にメディアで息子を擁護するような発言をし、違和感を抱かれる向きもあった。議論を呼んだこの事件を梅沢はどう見るのか?

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 もちろん手を出してしまった男が悪い。だけど、彼(裕太)は釈放されたとき、報道陣を睨みつけたよね。彼は自分がハメられたって思っているんだろうな。そういう可能性は否定はできないけど、自分の立場というものがある。自分が問題を起こすことで、テレビや舞台が中止になるとどれだけの損害があるのか。自分の地位を捨てるほど、今自分がやろうとしていることは価値があることかどうか。表に出て、知名度が上がれば上がるほど、それをいつも念頭に置いておかなければならないし、もしおれが親だったら自分が理不尽だと思うことがあったなら自分で発信しろと言います。

 幸い、おれは天狗になったことがないし、芸能界なんて今日があって明日のない商売と思っている。タレントが売れているのは、周りのスタッフが商品であるタレントに傷がつかないよう一生懸命頑張ってくれるから。だからスターになったタレントは責任を持って周りの人間を食わせないといけない。それがわからないなら芸能人をやめろって。

 おれは死んだ親父から「温かい飯が食いたいなら芸能人をやめろ」と言われ続けた。かつて美空ひばりさんもいつもショーが終わった後に「冷たいチャーシュー麺」を食べていたと聞いたことがある。自分のために汗水垂らして働くスタッフを思い、スポンサーなどに挨拶回りをしているうちにラーメンが冷めてしまうんだろうな。深い話だよ。

〈芸能界では高畑だけでなく、橋爪功(76才)の息子(30才)も今年6月に覚せい剤取締法違反で逮捕された。このときも親の責任論が白熱した〉

 本来なら子供が成人しているなら親が責任を取ることはないと思うけど、芸能人は別。デビューする時に親の名前を使っているんだから。不祥事があったら親が責任を問われることもある。

 だから二世は他の人に比べてスタートが有利な分、親の名前の責任も背負って行動しなきゃならない。

 サラリーマンにはサラリーマンのルールがあるように、芸能人には芸能人のルールがある。理不尽だろうが、おれたちはおれたちのルールを守って初めて社会人なんです。

〈親の責任を厳しく問う梅沢にも2人の娘がいる。梅沢はどのように娘たちを育てたのだろうか。〉

 おれの子育ては、成人するまではお小遣いという名の「給料」を渡すから「社長」である親の言うことを聞けというスタンス。

 子供と同じ目線に立って、「ダメなものはダメ」と徹底して叩きこんだから、お陰様で娘から「お父さんキライ」とか「お父さんの後のお風呂に入りたくない」なんてバカげたことを言われたことは一度もない。

 今の世の中は「目上の人を敬いなさい。他人に敬意を払いなさい」という世の秩序と親の威厳を教えないから、親に対して「クソオヤジ」なんて言う子供が育ってしまうんだ。

 その代わり、成人したら自分の力で自由に生きればいい。家を出るのも男をつくるのも自由。でもその分、何か起きたらすべて自分で責任を持たせます。問題を起こしたら懲役に行けばいんですよ。

※女性セブン2017年10月19日号