神木隆之介、学生服からスーツ姿へ 『刑事ゆがみ』で見せる役者としての成長

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 10月12日夜10時からスタートする『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)で初めて刑事役に挑戦する神木隆之介。天使のようにかわいかった子役時代を知る人からすると、「あの神木君が刑事役?」と不思議に思うかもしれない。最近まで15歳の天才棋士を演じた映画『3月のライオン』しかり、学生服を着る役が多かった神木。でも、そんな彼ももう24歳。いや、2歳でCMデビュー、6歳でドラマ初出演したというキャリアを考えれば、まだ24歳だったんだと驚く人も多いのではないだろうか。

(参考:『刑事ゆがみ』場面写真

 そんな彼が『刑事ゆがみ』で演じるのは、主演を務める浅野忠信のバディ役。適当でだらしなく、歪んだ性格の主人公・弓神(浅野)に対し、神木が演じる羽生は成績優秀でマジメ、出世欲にあふれる若手刑事という設定。真実を見極めるためには違法捜査もいとわない弓神に振り回されつつも、じつは上昇志向が強く、腹黒ムッツリなところがあるというのは、いい意味で神木の優等生イメージを裏切る役柄と言えるだろう。インタビューでは当の本人も「(役として)スーツを着てみたいと思っていたからうれしい」とノリノリなようで、神木の新たな一面が見られることを期待したい。

 そして、このドラマでもう一つ注目なのが、ボケとツッコミにも似た浅野と神木の掛け合い。インタビューをした際に「『11人もいる!』(テレビ朝日系)でツッコミ役をやってから、プライベートでもそういうキャラになっている」と語っている神木。そんな彼が先輩・浅野に対してどういうツッコミを見せるのか、そして二人がどんな凸凹バディぶりを見せてくれるのか、楽しみだ。

 昨年は、邦画歴代2位の興行成績を記録した『君の名は』で主人公の声を演じ、映画のヒットに大きく貢献。そして今年は『3月のライオン 前篇/後編』、声優を務めた『メアリと魔女の花』、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』、『茅ヶ崎物語〜MY LITTLE HOMETOWN〜』と出演作の公開ラッシュが続いた神木。以前のインタビューで「今回は刑事役ということですが、制服はもう着ないのですか?」と聞いたところ、「現役の高校生と並ぶのは厳しいかもしれませんが、今も制服を着ることに抵抗はないです」と答えていたが、実力のある彼だけに『刑事ゆがみ』を皮切りに、今後も年齢を重ねることに演じる役の幅を広げていくのは間違いないだろう。子役は大成しないというジンクスを完全に吹き飛ばした神木の活躍はまだまだ続きそうだ。

(馬場英美)