選手からの人望も厚いラニエリ photo/Getty Images

写真拡大

かつてチェルシーやバレンシアを指揮し、2015-16シーズンはレスターに奇跡のリーグタイトルをもたらしたクラウディオ・ラニエリ監督が、同胞アントニオ・コンテについて言及している。

2016年夏にチェルシーへ就任し、エネルギッシュな活力と流動性に富んだフットボールにより、初年度から熾烈なプレミアリーグ争いを制したコンテだが、今夏のマーケットでは戦力補強を巡ってクラブ幹部と衝突したとも報じられ、今季終了後の退任説すら浮上。自身もチェルシーで石油王ロマン・アブラモビッチ氏と対立した経験を持つ先輩ラニエリは“怒りのコンテ”に関して次のような見解を述べた。『Gazzetta dello Sport』が伝えている。

「プレミアリーグは世界でも最高峰の舞台であり、コンテがそこから去るとは思えない。彼がホームシックだという報道も分からないね。おそらく彼は移籍市場で異なる結果を望んでいたのだろうが、アブラモビッチはここ数年、あまりマーケットに巨費を投じていない。思うにマンチェスター・ユナイテッドやシティらメガクラブと同じターゲットを競うことは日に日に困難となりつつある。コンテにとっては難しい夏になっただろうね」

エルナン・クレスポやアドリアン・ムトゥ、ファン・セバスチャン・ベロンなど、スーパースターが続々と加入した2003年には「誰か会長にこれ以上選手を獲得しないでと伝えてくれ」とも嘆いていたラニエリ。緊縮財政に不満を抱くコンテとは相反する立場にあったが、トップとのスレ違いという点において、2人のイタリア人は共鳴しているのかもしれない。