強豪フランスの前に善戦虚しく敗れ去った森山ジャパン。グイリー(9番)に2ゴールを許した。(C)Getty Images

写真拡大

[U-17W杯グループリーグ第1戦]日本1‐2フランス/10月11日/グワハティ(インド)

 強豪フランスに敢然と立ち向かったが、結果は1-2の惜敗。U-17ワールドカップにおけるU-17日本代表の戦績は1勝1敗となった。
 
 実に効率よく得点を奪われた。13分にカウンターからグイリーに先制を許すと、フランスは堅守速攻を徹底。日本はボールポゼッションで上回りながらもファイナルサードでのアイデアに乏しく、なかなかゴールチャンスを奪えない。71分には細かな繋ぎから中央を打破され、またしてもグイリーに決められてしまう。その直後に宮代大聖がPKで1点を返したものの、1-2の黒星を喫した。
 
 フランスの老舗サッカー専門誌『France Football』は“小さなレ・ブルー”の奮闘ぶりを速報。「安定した試合運びを見せ、とりわけ2点目が素晴らしかった。アドリとの鮮やかなワンツーからグイリーがねじ込み、勝利を手繰り寄せた」と報じ、「このグループの天王山を制し、1位突破の切符をほぼ手中に収めた」と評した。
 
 しかしながら、終盤の日本の粘りには驚いたようで、「日本の選手たちは不屈のスピリットを見せた。リードを2点に広げてホッとしたフランスに“学び”を与えたのだ。フランスがPK以外のピンチを迎えることはなかったが、最後までボールを支配していたのは日本。その事実は揺らがなかった」と称えた。
 
 日本は土曜日(14日)にニューカレドニアとグループリーグ最終戦を戦い、勝利すればラウンド・オブ16進出が決まる。