このほど、国慶・中秋節連休の帰郷ラッシュのピークに対応するために、中国西安の鉄道局は中国初の「クラウドファンディング列車」を開通した。写真はクラウドファンディング列車の切符。

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ネットでクラウドファンディングを行うのは中国においてすでに稀(まれ)なことではない。だが、「クラウドファンディング列車」を耳にしたのは初めてだろう。このほど、国慶・中秋節連休の帰郷ラッシュのピークに対応するために、中国西安の鉄道局は中国初の「クラウドファンディング列車」を開通したという。こういう「クラウドファンディング列車」は鉄道を利用して旅に出る乗客のために「オーダーメード・サービス」を提供し、乗客のニーズに応じて発車時間や到着時間、さらに硬座(普通席)や硬臥(二等寝台)、軟臥(一等寝台)の数を調整することができる。まだ試運営段階のこの「クラウドファンディング列車」は大きな人気を博し、利用率が100%にも達した。

「クラウドファンディング列車」というのは、乗客がネットプラットフォームを通して自ら利用する列車の区間や期日、席種を選び、クラウドファンディングに参加する人の数が総席数の半分以上に達した場合、列車が開通できるということである。乗客はウェイボーアカウントに登録し、あるいはQRコードをスキャンするだけで、「クラウドファンディング列車」活動に参加することができ、関係鉄道部門がその参加人数に応じて列車を開通するかどうかを決定する仕組みだ。9月28日に西安鉄道局がクラウドファンディングの情報を発表してから、10月6日までに、すべての乗車券が売り切れ、利用率が100%に達したのだという。

西安鉄道局乗客運輸処の王建林処長は、「近年、供給側改革が深化されつつある。それを受け、市場をどうやって運営するか、製品をどうやって設計するかは乗客に決定させるべきだ。昔は乗客が我々が開通した列車を利用する、現在は乗客が利用したい列車を我々が開通する。これは一番大きな変化だ」と示した。

また、初めての試みなので、「クラウドファンディング列車」には改善すべきディテールがまだ存在すると王建林処長が明らかにした。例えば、クラウドファンディングのプラットフォームはウェイボーのみに頼って単一で、乗車券の獲得方式はさらに多様にする必要がある。将来的に、ほぼ同じ要求を出す乗客の数が十分であれば、鉄道運輸の安全範囲から離れなければ、鉄道部門が乗客に「オーダーメード・サービス」を提供することができ、運輸資源を最も合理的に配置することができるのだ。

将来の市場は社会や乗客によって決められる。「クラウドファンディング列車」は春節期間にも運営する見通しだという。(提供/環球網・日本語編集/黄テイ)