カタルーニャ独立問題で揺れるバルセロナ

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もしリーガことスペインプロサッカー機構(LFP)がバルサを追放すれば、世界で2番目に資産価値のあるクラブを失うことになると『フォーブス誌』が伝えている。

レアル・マドリードとFCバルセロナの収益の合計は、スペインの国民総生産の約0.11%を占める。
バルサを失うことはリーガの転落につながる。
カタルーニャの独立運動により、スペインは様々な手段を使いカタルーニャ及びバルセロナを脅迫している。
LFP会長ハビエル・テバスもまた、カタルーニャが独立した場合にはバルサをリーガから追放すると脅している。
しかしながら、もしバルサがリーガを脱した場合にLFPが被る莫大な損害については一切口にしていない。バルサはマンチェスター・ユナイテッドに次いで世界第2位の資産価値を持つクラブであり、『フォーブス誌』によれば約32億5,000万ユーロ(約4,300億円)の価値を有している。
またエル・クラシコという世界的に大きな関心を集める試合の主役の1人である。

スペインにおいてサッカービジネスは国民総生産の約0.69%を占めている。『Sport Business Institute』の研究によれば、マドリーとバルサの収益の合計は、スペインの国民総生産の約0.11%を占めるという。

監査法人トーマツ(Deloitte)の調査「Annual Review of Football Finance」は世界の5大リーグをその収益により比較しているが、スペインは計24億3,700万ユーロ(約3,230億円)で第3位となっている。そして、そのうち約半分の13億8,200万ユーロ(約1,831億円)がマドリーとバルサによる収益である。

またバルサがリーガを抜ければ、一大イベントであるクラシコの開催ができなくなってしまい、世界的に影響を与えることになる。
数多くの視聴者がFCバルセロナとレアル・マドリードの試合を観戦している。そしてこれによりTV放映権や広告料などでリーガは多大な収入を得ているのだ。
8月には2億人を超える視聴者がマイアミで開催されたクラシコに熱狂した。
バルサとレアル・マドリードのTV放映権として、それぞれ1億4,983万ユーロ(約198億7,000万円)と1億4,266万ユーロ(約189億2,000万円)がリーガに支払われている(シーズン2016-17の数値)。
会長ハビエル・テバスはバルサがカタルーニャ州の自治に賛成することを許さず、何度となく脅しにかかっている。しかしながら、バルサの離脱はLFPの減衰につながることも事実である。