11日、韓国メディアによると、収賄容疑などでソウル拘置所に収監されている韓国の朴槿恵前大統領が、日本の戦国時代を背景に描かれた小説「大望」を読んでいることが分かった。資料写真。

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2017年10月11日、韓国・朝鮮日報によると、収賄容疑などでソウル拘置所に収監されている韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領が、日本の戦国時代を背景に描かれた小説「大望」(「徳川家康」の韓国語版)を読んでいることが分かった。

朴前大統領は最近、公判が開かれない日は10.6平方メートルの大きさの独房で「大望」を読んで過ごしているという。「大望」は日本の戦国時代の3大英雄といわれる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の人生と権力闘争を描いた小説。「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」などの比喩で3人の英雄の性格を表現している。

側近らは「朴前大統領は自分自身を徳川家康に重ねているようだ」と話しているという。徳川家康は平凡な家に生まれナンバー2として生きていたが、忍耐力を武器に織田信長と豊臣秀吉を破って天下統一を果たした。

朴前大統領は2007年の大統領選挙で、当時の李明博(イ・ミョンバク)候補に「ハンナラ党」候補の座を奪われた後も同小説を読んでいたという。

朴大統領が拘置所で読書に励んでいることについて、韓国の政界では「出所後の政界復帰計画と関係があるのではないか」と指摘する声も出ている。朴前大統領は最近、「1審の裁判が終わった後、適当な時期に必ず言いたいことがある」との考えを周囲に漏らしている。

これについて、韓国のネットユーザーからは「徳川家康と自分を一緒にするなんて!徳川家康が悔しくて墓から飛び出してくるよ」「徳川家康は無能ではない」「徳川家康の気持ちも考えてあげよう。朴槿恵と同レベルなんてひど過ぎる」などと指摘する声が上がっている。

また、朴前大統領は「親日」とたびたび批判を浴びており、今回の記事にも「親日の娘だからやっぱり日本人が好きなんだね」「独房の中でも日本人と自分に似たものを感じているようだ」「政界復帰は日本でするといい」などのコメントが寄せられた。

そのほか、「読書をしようがヨガをしようがどうでもいい」と無関心な様子のユーザーや、「小学校の道徳の本をじっくり読みなさい。答えはそこに書いてある」「李舜臣(文禄・慶長の役で朝鮮水軍を率いて日本軍と戦い活躍したとされる韓国の英雄)の本を読むべきでは?」などとアドバイスするユーザーも。

一方で「何でも筒抜けだね。いくら朴槿恵が憎くてもプライバシーは保障してあげるべき」と主張する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)