愛犬の下痢の原因は何!?

急な下痢に襲われてしまい苦しんでいる愛犬の姿を見るのはとてもつらいですよね。でも、犬は言葉を話すことができません。
どうして下痢に襲われてしまったのか、お腹が痛いのか、熱はないのか、脱水症状になっていないかなど、飼い主さんがしっかりと見極めてあげる必要があります。

小腸に問題があるのか?大腸に問題があるのか?

犬が下痢に襲われてしまったとき、小腸に問題がある場合と大腸に問題がある場合の2つが考えられます。

下痢が続くことで体重が減少してしまった場合は小腸に問題があると考えられます。小腸は食べた物の栄養を吸収する場所なので、小腸に問題がある場合には栄養が十分に吸収されずに体重が減少してしまうからです。大腸は主に水分を吸収する場所なので体重の減少はほとんどありません。

拾い食いしてしまっていませんか?

お散歩のときに何か落ちていた物を食べてしまったり舐めてしまったことが下痢に襲われる原因になってしまうことがあります。除草剤などが撒かれていた場所を舐めてしまって下痢に襲われたというケースもあるようです。

家の中に飼い主では気づかない落とし物(食べ物)があり、それを食べてしまって下痢に襲われたというケースもあるようです。キッチンなどの食べ物が落ちている可能性の高い場所へは入らせないようにするなどの注意が必要です。

寄生虫やアレルギーも下痢の原因になります!

寄生虫がいることで下痢に襲われてしまうことがあります。定期的な検便検査をすることで予防することができますし、もし寄生虫が見つかってしまった場合もすぐに駆除すれば問題ありません。
また、犬も食物アレルギーによって下痢に襲われてしまうことがあります。

季節的なもの?

昼と夜の気温差が激しく、昼は暑いのに夜は寒い、そんな季節に下痢に襲われてしまう犬も多いようです。

フードの急な切り替えが下痢の原因に!

フードを別のものに切り替える際には少しずつ切り替えていくことが大切です。別のフードに急な切り替えを行ったことで下痢に襲われてしまうケースがとても多いように感じます。

愛犬の下痢の状態を把握しよう!

愛犬が下痢に襲われてしまったとき、病気に駆け込む人がほとんどだと思うのですが、私は愛犬の様子や下痢の状態を見極めて、自分で対処することができる場合と獣医さんの診断が必要な場合とを見極めるようにしています。

下痢をしたけど元気な場合は?

下痢をしてしまったけど食欲もあるしお散歩もいつも通りだし元気はある、そんなこともあります。そんな場合には少し様子を見てから病院に行っても良いと思います。

下痢をしてしまって元気がなくぐったりとしている場合にはすぐに病院へ行きましょう。かかりつけの病院が休診日である場合には他の病院でも良いと思いますし、かかりつけの病院が診察時間外である場合には電話で相談してから行きましょう。

下痢の状態はどう?

水っぽい下痢の場合とゼリー状っぽい下痢の場合の2つがあります。ゼリー状っぽい下痢をしてしまったとき、「何だこれは!?」と驚いてしまう飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

犬の腸には「疑似粘膜」というものがあり、その疑似粘膜の間をウンチが通って行きます。疑似粘膜があることによってウンチがスムーズに排出されるのです。しかし、下痢に襲われてしまった犬が「うーん!」と力んでしまったときに、疑似粘膜も押し出されてしまいます。
ゼリー状っぽい下痢の原因は疑似粘膜によるものなんです。

下痢に血が混ざってしまっている!

先にご紹介した「疑似粘膜」の続きなのですが、疑似粘膜が剥がれてしまったところには毛細血管があり、疑似粘膜が剥がれてしまったことによる出血が見られる場合があります。「何となく血が混ざっている気がする…」という程度であれば、疑似粘膜が剥がれてしまったことによる毛細血管からの出血であると考えて良いと思います。

下痢によって愛犬の体調が悪い場合

下痢に襲われてしまっても食欲や元気があるのであればそれほど心配し過ぎる必要はないと思いますので自宅で様子を見ても良いと思います。食欲も元気もなくぐったりしているようであれば病院へ行きましょう。

どんな検査が必要なの?

血液検査尿検査X線検査内視鏡検査(胃カメラ)超音波検査

このような検査が必要になる場合があります。

治療方法は?

自宅で様子を見る場合にも有効的なのですが、下痢が続いているようであれば「絶食」をさせることによって胃腸を休めるということで回復する場合があります。
下痢は1回だけで継続的なものでない場合には、ドライフードをお湯でやわらかくする、または1日(もしくは1回)の食事の量を減らすなどの対処法も良いと思います。

絶食後はドライフードをお湯でやわらかくするなど消化の良い食べ物を与えます。胃に問題がない場合にはドライフードそのままでも問題ないと思います。

処方薬にはどんなものがあるの?

下痢の状態が比較的軽い症状である場合には「下痢止め」を処方されることがあります。下痢の状態や腸の状態が重い症状である場合には下痢止めではあまり効果がなく「抗菌剤」を処方されることがあります。

人間用の「あかだま」について

うちの愛犬2代目は、よくお腹を壊す子でした。下痢になってしまうことはあまりなかったのですが、お腹がキュルキュルと鳴って、食欲も元気もなくなってしまうことがよくありました。

そんなときに飲ませていたのが人間用の「あかだま」という胃腸薬(下痢止め)でした。うちの子にはとても効果的で副作用や問題もありませんでしたし、獣医さんからも「良いですよ」と言っていただいていました。

「人間用なんて!」と思われる人にはおすすめできませんが、どうしても応急処置が必要な場合には効果的だったよ、ということでご紹介しました。お腹を壊しやすい子や下痢になりやすい子は獣医さんに相談して、自宅に常備薬を置いておくと良いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?愛犬が急な下痢に苦しんでいる姿を見るとなんとしてでも治してあげたくなりますよね。生活の中で普段とは異なることや違和感を感じたら、まずはどんな可能性があるのかを考えてみてください。そして、下痢ももちろんですが、何らかの症状が顕著に現れている際は迷う前に動物病院へ行きましょう。