なでしこJ監督も期待! W杯や東京五輪に向け形成、24歳と20歳の新ホットライン

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エースとなるべき岩渕と高倉ジャパンの司令塔・長谷川、ともにスイス戦のメンバーに選出

 なでしこジャパンは22日にスイス代表と長野Uスタジアムで「MS&ADカップ2017」を戦うが、高倉麻子監督はそのメンバーに負傷から復帰したFW岩渕真奈(INAC)を選出した。

 高倉ジャパンで司令塔として存在感を発揮しているMF長谷川唯(日テレ)は、「良いパスを出したい」と新ホットライン形成に意気込んだ。

 現在24歳の岩渕は2012年夏からドイツ移籍してプレーをしていたが、度重なる負傷もあり、なでしこジャパンでは思うように出場時間を伸ばしてこられなかった。高倉監督も「彼女は若い時からゴール前のドリブル、ゴールに向かう姿勢で秀でた能力があり、早くから名前があった。ただ、出場時間が短く、あまりチャンスをものにできなかった。彼女は代表で自分を出し切れていないという意味でも、試合の機会を与えたいと考えています」と期待を寄せている。

 2008年のU-17女子ワールドカップで日本チームは準々決勝で敗退したにもかかわらず、岩渕は大会MVPに輝くなど高い評価を得た。日本のエースになるべき存在だが、ここまでそのポテンシャルを発揮して切れているとは言い難い。

 そうしたなか、今季なでしこリーグで優勝した日テレ攻撃陣の中心としてベストイレブンにも選出された20歳の長谷川は、世代別代表時代から高倉監督のチームで中核を担う逸材で、アシスト役としてピッタリの存在だ。

長谷川が「良いパス出したい」と意欲

 長谷川は「ベレーザでも一緒にやったことがなく、代表で少し一緒に練習したくらい」と話すが、岩渕について「ドリブルのイメージがあるし、自分もパスやアシストを大切にしているけど、動き出しのスピードに対して良いパスを出したい」と話し、信頼関係とコンビネーションの構築に意欲を見せた。

 高倉監督が「得点の入るチームにしたいので、前線の選手へのアプローチを含め攻撃的なサッカーを展開したい」と話すなか、そのホットライン確立が来年に控えた女子ワールドカップ・フランス大会へ向けたアジア予選や、2020年東京五輪に向けても、なでしこジャパンにとって大きな力になるはずだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images