見ごろは9月下旬/本薬師寺跡

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本薬師寺跡の花畑や広大な境内に緑あふれる橿原神宮など、自然と歴史が調和する橿原市で癒しの旅を満喫。<※情報は関西ウォーカー(2017年9月19日発売号)より>

【写真を見る】丸く膨らんだ球根が、布袋様のおなかに見えることからホテイアオイと呼ばれている/本薬師寺跡

■ <11:14>本薬師寺跡

歴史遺産の本薬師寺跡周囲にある1万4000平方メートルの水田を薄紫色の花が埋め尽くす様子は、圧巻のひと言。ホテイアオイの花びらは一枚一枚が違った方向を向いて咲くので、どの方向からでもその特徴的な模様を見ることができる。

特別史跡に指定される本薬師寺跡にある水田に毎年約1万4000株が植えられ、最盛期には約40万株が咲き誇る。見ごろは9月下旬。

丸く膨らんだ球根が、布袋様のおなかに見えることからホテイアオイと呼ばれている。

「本薬師寺跡」は飛鳥四大寺の一つにも数えられるほどの大寺院だった。今でも金堂と東塔に使われた礎石や東塔と西塔の心礎が残っている。

■本薬師寺跡<住所:橿原市城殿町地内本薬師寺跡周辺 電話:0744-21-1213 時間:入場自由 休み:なし 料金:無料 交通:近鉄畝傍御陵前駅より徒歩6分>

【徒歩で6分】

■ 近鉄電車畝傍御陵前駅〜橿原神宮前駅

のどかな田園風景の中を走る近鉄電車。都会では味わえない車窓からの眺めも旅の楽しみの一つ。

【近鉄橿原神宮前駅から徒歩で3分】

■ <12:15>麵屋いちびり

今年3月に販売を開始したまぜそばは、当初期間限定の予定だったが、好評につき常時提供となった注目の一杯。さらに豚骨魚介醤油スープのらーめんは、濃厚な豚骨の旨味と魚介の香ばしさのバランスが絶妙だ。

「まぜそば」(800円)。白ネギ、赤タマネギ、水菜、角切りチャーシューがたっぷり盛り付けられ、ボリューム抜群! 煮干しを効かせたタレがおいしさの決め手。

「特製らーめん」(930円)。全粒粉入りの麺を使用。ガッツリいきたいならチャーシュー2枚と煮卵がプラスされ、メンマが2倍になる特製がおすすめ。

カウンター12席の店内は、お昼時には満席の可能性があるので早めの来店を。

■麵屋いちびり<住所:橿原市久米町593 小柳ビル1F 電話:0744-27-2223 時間:11:30〜14:00、17:30〜23:00(各LO) 休み:毎月末月曜の夜 席数:12席 タバコ:禁煙 交通:近鉄橿原神宮前駅より徒歩3分>

【徒歩で12分】

■ <13:00>橿原神宮

日本建国のパワースポットとして知られる橿原神宮。歴史的な価値はもちろん、緑あふれる広大な敷地や荘厳な雰囲気をまとった拝殿、さまざまな名宝を所蔵する宝物館と、橿原観光の際には欠かせない、見どころ満載のスポットだ。

大きな鳥居がそびえる表参道。両わきには地名の由来でもあるカシの木々が並ぶ。

約4万9500平方メートルの広さを誇る深田池。池の両岸を結ぶ遊歩道があり、歩いて渡ることができる。

森林遊苑は、緑に囲まれながらくつろげる、開放的な空間。

南神門をくぐると目に飛び込んでくる外拝殿は、畝傍山の麓(ふもと)に厳かに立つ。

肌身離さず持てば災難から守ってくれる「御肌守」(500円)は、「美のお守り」として女性に人気。

八咫烏(やたがらす)の形をした、「やたがらす健康守」(500円)。持っていると健康にご利益がある。

2000年に開館した宝物館。明治天皇の御太刀をはじめとしたさまざまな名宝を所蔵。11月20日(月)から26日(日)までは特別展を実施する。<時間:9:00〜16:00 休み:月曜〜金曜(要予約で開館) 料金:大人300円>

■橿原神宮<住所:橿原市久米町934 電話:0744-22-3271 時間:6:00〜18:00(日の出開門〜日没閉門のため、季節により異なる) 休み:なし 料金:参拝無料、宝物館300円 交通:近鉄橿原神宮前駅より徒歩10分>

【徒歩で10分】

■ <15:00>菓匠苑 梅ぞの 橿原店

橿原神宮前駅の近くに約30年前に創業した人気和菓子店。看板商品の焼菓子「白橿ッ子」(180円)や「本わらび」(190円)をはじめ、季節の食材を使った和菓子がずらりと並ぶ。ほとんどの商品が1個から購入できるのもうれしい。

「ぶどう大福」(210円)。しっとりした餅とブドウとの、食感のギャップが魅力。

季節によって商品が変わるので、秋の味覚が堪能できる。

■菓匠苑 梅ぞの 橿原店<住所:橿原市久米町533-1 前田ビル1F 電話:0744-27-7768 時間:9:00〜18:00、月曜は9:00〜17:00 休み:火曜 交通:近鉄橿原神宮前駅より徒歩5分>【関西ウォーカー編集部】