外観にもノスタルジーを感じる小杉湯

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 10月10日は、数字だけにすると1010。1000(せん)と10(とお)ということで、銭湯の日だった。昔から地域に根ざし、多くの人が集まる場として地元住民のつながりをつくってきた銭湯。東京都の調査では平成28年12月現在、東京都内には銭湯を含む公衆浴場が602か所あるという。

 では平成17年12月当時、東京都にはいくつの公衆浴場があったかわかるだろうか? 今から約12年前には、東京都内に1025か所の公衆浴場があった。この12年で、約4割の銭湯が転廃業をしているそうだ。

 そんななか、銭湯の日に杉並区の銭湯「小杉湯」が日本たばこ産業(JT)とコラボ。現在オンエア中のJTのCM「日本のひととき 銭湯篇」にあわせて、小杉湯では至福の体験ができる「ひとのときを、想う。〜至福のひととき湯〜」をオープンした。

 初日の10日は「銭湯の日」ということで、入浴料無料で開放されたほか、バリスタが淹れた本格コーヒー牛乳が先着500人に無料で提供された。

 湯船は男湯、女湯ともに「至福の果実湯」「至福のラベンダー湯」「至福のミルク湯」と3種類の「至福の湯」が登場。りんご、梨、レモン、すだちなど、お湯に合う果実をミックスした「至福の果実湯」、ラベンダーの香りが広がる「至福のラベンダー湯」、小杉湯の定番であるミルク湯に色とりどりのバラをアレンジした「至福のミルク湯」と、それぞれ「至福の湯」を体験できるのが特徴だ。

 また銭湯内の壁面には、CMにも出演している銭湯絵師の田中みずき氏オリジナルの銭湯絵も描かれている。

 小杉湯とJTのコラボは10月15日までの期間限定(12日は定休日)。営業時間は15時30分〜深夜1時45分で、入浴料は大人460円、小学生180円、幼児80円。

 総務省の調査では、日本は昭和30年代以降、風呂がある家屋が増えたという。今では自宅に風呂があるのが当たり前のため、なかなか足を運ぶ機会がなくなった銭湯。もしかしたら、平成生まれの人は一度も銭湯に行ったことがないかもしれない。

 映画やドラマにも登場し、昭和の雰囲気を身近に感じられる銭湯。どこかなつかしい日本のひとときを、この機会に感じてみてはどうだろうか? <取材・文/日刊SPA!取材班>