現地時間10日、ロシアW杯南米予選の試合が各地で行われ、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、コロンビアのW杯出場とペルーの大陸間プレーオフ進出が決まった。この日ブラジルに3-0と完敗しW杯出場を逃したチリだが、過去の没収試合で得たポイントが予選敗退に大きく影響していることがわかった。アルゼンチン紙『TyC スポーツ』が伝えた。

 事の発端は、昨年9月に行われたボリビア対ペルーとチリ対ボリビアの試合。両試合に共通していたのは、パラグアイ生まれのボリビア人選手であるネルソン・カブレラがボリビア代表の選手として出場していたこと。同選手は当時ボリビア在住歴が4年しかなく、FIFAの定める「5年以上の在住とプレー経験」の規定に反していたため、両試合はともに3-0の没収試合となり、ペルーとチリそれぞれに勝ち点3が与えられた。

 ボリビアに3-0で敗北していたペルー、0-0の引き分けに終わっていたチリの両者からすればこの勝ち点付与はラッキーなものとなっていた。しかし、仮にこのボリビアの不正がなく、そのままボリビア戦の勝ち点がペルーは0、チリは2であった場合を考えてみると、最終順位はチリが勝ち点24で5位(得失点差で6位パラグアイを上回る)、ペルーが勝ち点23で7位となることがわかる。ペルーが敗退し、チリが大陸間プレーオフに進出していたのだ。

 結果的にチリが敗退する結果となってしまったが、いずれにせよ南米予選は1つの勝ち点で生か死を左右される非常に厳しい戦いであることがこの例を見てよくわかる。

text by 編集部