2ゴールでウルグアイをW杯出場に導いたルイス・スアレス

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 W杯南米予選は10日、最終節を行った。

 南米予選はブラジルがすでに本大会出場を決めているが、2位ウルグアイ(勝ち点28)から7位パラグアイ(勝ち点24)まで勝ち点4差と大混戦。最終節の結果次第で順位が大きく変わる可能性があった。

 勝ち点28で2位のウルグアイ代表はホームで9位のボリビア代表と対戦。オウンゴールで先制点を許したが、40分にDFマルティン・カセレス、42分にはFWエジソン・カバーニがゴールを決め、前半のうちに逆転に成功する。後半にはFWルイス・スアレスが2ゴールを挙げ、4-2で勝利。これにより他会場の結果に関係なく、ウルグアイが3大会連続13回目の本大会出場を決めた。

 勝ち点26で3位のチリ代表は、すでに本大会出場を決めているブラジル代表と激突。前半はスコアレスに終わったが、後半10分にMFパウリーニョに先制点を許すと、FWガブリウ・ジェズスに2点を奪われ、0-3で敗れた。

 4位コロンビア代表は勝ち点1差で5位のペルー代表と対戦。互いに負ければ敗退の可能性があるだけに緊張感のある一戦となったが、後半11分にMFハメス・ロドリゲスのゴールでコロンビアが先制する。だが、ペルーも31分にFWパオロ・ゲレーロの同点弾で追いつき1-1で引き分けに終わった。

 W杯出場圏外6位のアルゼンチン代表はエクアドルに開始1分で先制点を許したが、FWリオネル・メッシのハットトリックにより3-1で快勝。一方、勝利すれば本大会出場の可能性があったパラグアイ代表はベネズエラ代表に0-1で敗れた。

 この結果、2位にウルグアイ、3位にアルゼンチン、4位にコロンビアが入り、それぞれW杯本大会出場を決めた。5位となったペルーはニュージーランド代表(アジア5位)との大陸間プレーオフに回る。一方、コパ・アメリカ連覇を果たし、今夏のコンフェデレーションズ杯では準優勝だった南米王者チリは6位で敗退となった。

 以下、順位表と最終節結果

【順位表】

1.☆ブラジル(41)+30

2.☆ウルグアイ(31)+12

3.☆アルゼンチン(28)+3

4.☆コロンビア(27)+2

5.★ペルー(26)+1

6.チリ(26)-1

7.パラグアイ(24)-6

8.エクアドル(20)-3

9.ボリビア(14)-22

10.ベネズエラ(12)-16

第18節

(10月10日)

ブラジル 3-0 チリ

エクアドル 1-3 アルゼンチン

パラグアイ 0-1 ベネズエラ

ペルー 1-1 コロンビア

ウルグアイ 4-2 ボリビア

▼W杯出場国

ブラジル(21大会連続21回目)

ウルグアイ(3大会連続13回目)

アルゼンチン(12大会連続17回目)

コロンビア(2大会連続6回目)


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