その手があったか!とは、正直あまり思えませんが、この発想とそれをカタチにする熱意に脱帽。イスを持ち運ぶではなく、“着る”という時代が、ついに到来!

ただ、座りたいときに「腰を下ろす」

ま、実際は着るというより「背負う」感覚かもしれません。

スイスのメーカーが開発した「Chairless chair」は、背中からかかとまで続く拘束具のような風貌。これ、中腰になるとロックがかかり固定されることでイスのように座ることができる仕組みです。普段、立ち仕事の人たちがちょっと腰を下ろして仕事ができるように設計されているんだって。

言われてみれば、医療用というよりもどこか工務店のノリ。身長に合わせて高さ調節でき、あらゆる体格の人が装着可能だとか。なんでも、体の動きも制限されないっていうんですが、そこは実際に試してみないことには…。

にしても、です。

確かにどこでも座りたいときに座れるし、無理して腰に負担をかけるような姿勢にもならなくて良さそう。というか逆に姿勢の矯正になるんじゃないでしょうか。

ターゲットは
自動車工場で働く人たち

ところで、こんなユニークなアイデアがどこで生まれたかというと、自動車工場の立ち仕事が座ってできないか考えた結果だそうですよ。

アウディやBMWなどの工場で実際に働く従業員からヒアリングし、開発が進められたそうだから、現場の声を反映した、できるべくしてできたカタチなんですね。こういうものがグッドデザインなんじゃないかな、とかね。

まずは、そのユニークなデザインが認められて、世界的に有名なHermes Awardにノミネート。仕事現場でなくても、意外に有用性ありそうで、アウトドアシーンでも活躍できそうですけどね。

ま、ビジュアルがビジュアルだけに…。

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