過体重の子ども(2017年10月9日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】世界の肥満の子どもと若者の数が、1975年から昨年までの間に10倍あまり増えているとする調査結果が10日、発表された。

 英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載された調査結果によると、低体重の子どもの数もいまだに多く、その数だけを見ると肥満の子どもや若者を上回ってはいるが、肥満は、低体重の減少をはるかにしのぐペースで増えているという。

 調査では、5〜19歳男子の肥満の子どもと若者が、1975年の600万人から2016年には7400万人に増えていたことが分かった。女子では同500万人から5000万人に膨れ上がった。

 一方、低体重児の数は2000年頃をピークとして、2016年には男子で1億1700万人、女子で7500万人となっている。低体重児のほぼ3分の2は南アジア地域に暮らしている。

 肥満の子どもや若者は世界の全地域で急増したが、低体重の子どもの数は、南アジアと東南アジア、中央と東西アフリカを除き、各地で緩やかに減少している。

 太平洋の一部の島国では約3人に1人、また中東、北アフリカ、カリブ海諸国、米国では、5人に1人以上の子どもや若者が肥満とされた。

 インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)のマジド・イザーティ(Majid Ezzati)教授率いるチームは、1975年から2016年にかけて、200か国の5歳以上の1億2900万人を対象に、身長と体重のデータを使用して肥満度の傾向を推定した。
【翻訳編集】AFPBB News