ヴェルダー・ブレーメンにて40年以上過ごしたトーマス・シャーフ氏。2013年にはアイントラハト・フランクフルト、そしてその後にハノーファーの監督に就任するなど、ブレーメンから離れる日々を過ごしているところだが、しかしながら56歳の元優勝指揮官がチームに復帰することになるかもしれない。

ブレーメンでは11月20日に定例会を開催し、そこでクラブ首脳陣の体制についても話し合いが行われるのだが、ブレーメン側はマネージャーを務めるフランク・バウマン氏の負担を軽減するために、新たにテクニカルディレクターを設立することを検討。

地元紙に対して、シャーフ氏は「もちろん私にとっては興味深いものだよ。ただまだ何も決まってはいないがね」とコメント。一方のマネージャーを務めるバウマン氏は、「もしもテクニカルディレクターを設置するのであれば、当然ながらトーマス・シャーフ氏が理想的な候補者のひとりにはなるさ」と語った。


現役時代では1972年から95年まで一貫してブレーメンでプレーし続けてきたシャーフ氏は、引退後はブレーメンIIの指揮官となり、1999年よりフェリックス・マガト氏のあとを受けてブレーメンの監督に就任。それから2013年までに223勝106分150敗の成績を残し、ブンデス制覇、さらには国内カップ戦優勝にも導いた。