終盤に足踏みしたフランスだが、最後にホームで決めた。タレント集団が来夏、どんなプレーを見せてくれるのか、非常に楽しみである。 (C) Getty Images

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 10月10日(現地時間)、ロシア・ワールドカップ欧州予選の最終節、残り9試合が行なわれた。

 グループAでは、勝てばロシア行きのフランスがベラルーシを2-1で下し、6大会連続15回目の本大会出場を決めた。
 
 ホームでの一戦、27分にグリエーズマンが先制ゴールを決め、その6分後にはジルーが追加点を奪うなど、フランスにとっては理想的な展開となったものの、ボールポゼッションで上回りながらも、前半終了間際にサロカに1点を返される。
 
 後半は互いに得点機を得たものの決められず、そのままのスコアでタイムアップを迎えた。8節にはサンドニで最下位ルクセンブルク相手に0-0と取りこぼしたフランスだが、今回は同じミスを犯さず、最後までリードを守り切った。
 
 一方、オランダは昨夏のEURO2016に続くメジャーイベント2大会連続、そしてW杯では2002年日韓大会以来の予選敗退が決まった。
 
 ホームでのスウェーデン戦、勝てば勝点で並ぶものの、6点差以上をつけ、さらに7ゴール以上が必要という、ほぼ不可能とも言えるミッションに挑んだオランダ。16分に相手DFのハンドで得たPKを、ロッベンが「パネンカ」で決めて先制点を奪う。
 
 さらに40分にも彼は、左サイドからの折り返しをダイレクトで合わせて2点目。キャプテンの代表37得点目(ベルカンプに並ぶ歴代4位)で希望はわずかに膨らんだものの、その後は幾つか訪れたチャンスを決め切れず、これ以上、点差を広げられず……。10年南アフリカ大会のファイナリスト、14年ブラジル大会の3位チームが、ロシアの地を踏むことは叶わなかった。
 
 グループBでは、勝点24のポルトガルが、ここまで全勝の首位スイスをリスボンに迎え、2-0の勝利。勝点で並び、得失点差の勝負に持ち込んだ結果、これまでの大勝がモノを言い、12もの大差をつけて逆転での首位通過を果たした。
 
 41分にオウンゴールで先制し、57分にA・シウバの追加点で勝負を決めたポルトガルは、5大会連続7回目の予選突破。一方、スイスは全勝をキープしながら、最後の1敗でプレーオフを強いられるという悲運……。欧州予選の厳しさと残酷さを、改めて感じさせられた。
 
 最後に、ベルギーが早々にロシア行きを決めていたグループHでは、2位争いも決着。ギリシャがジブラルタルを4-0の大差で下し、勝点2差で追いすがるボスニア・ヘルツェゴビナを振り切った。なお、ベルギーはエストニアに2-1の勝利。無敗(9勝1分け)で今予選を終えている。
 
 こうして全日程を終えた欧州予選。しかし来月には、さらに熾烈なサバイバルマッチが待ち受けている。各グループ2位のチームによるプレーオフだ。そしてそれに先立ち、最も成績の悪かったグループFのスロバキアが脱落した。
 
 スイス、イタリア、クロアチア、北アイルランド、スウェーデン、デンマーク、アイルランド、ギリシャ(FIFAランキング順)によるプレーオフは、17日に抽選でカードが決められ、来月9日よりホーム&アウェーで行なわれる。
 
◇本大会出場国
開催国:ロシア
欧州:ベルギー、イングランド、ドイツ、スペイン、ポーランド、セルビア、アイスランド、フランス、ポルトガル
南米:ブラジル
北中米カリブ:メキシコ、コスタリカ
アフリカ:ナイジェリア、エジプト
アジア:イラン、日本、韓国、サウジアラビア