スペイン・カタルーニャ自治州議会で演説するカルレス・プチデモン州首相(2017年10月10日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新、写真追加)スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州のカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相は10日、州議会で演説し、同州を「独立共和国」にするという「人々の要求」は受け入けるとしながらも、スペイン政府との対話の機会を設けるため、独立宣言の即時実施は保留する意向を表明した。

 プチデモン氏は「カタルーニャを独立共和国にするという人々の要求は受け入れる」と述べた上で、「今後数週間のうちに対話に着手するため、独立宣言は保留にする」よう州議会に求めた。即時独立の宣言は踏みとどまりつつ、分離独立の可能性を残す形となった。

 中央政府は、演説は「無言の」独立宣言だとして反発。政府報道官は「受け入れられない」と表明した。

 今回のカタルーニャ州独立をめぐる動きは1970年代の民主化以降、同国最大の騒乱となっており、これを懸念する同州やスペイン国内、欧州の政治指導者らは、独立宣言に反対する姿勢を示している。

 今月1日に実施された同州の独立の是非を問う住民投票は、裁判所の差し止め命令を押し切って行われたものだが、プチデモン氏は、スペイン離脱の正当な根拠になり得ると主張している。

 住民投票の結果は約9割が独立賛成だったが、投票の監視が不十分だった上、独立反対派の住民多数がボイコットしていた。
【翻訳編集】AFPBB News