原口元気、拙い試合運びに「バラバラ」と悔しさ露わ 「こういうゲームをしちゃいけない」

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ハイチ戦後半から出場の原口 ハリルサッカーを体現できず「それぞれがやりすぎていた」

 日本代表FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)は、10日の国際親善試合ハイチ戦で後半から出場。

 3-3で引き分けたゲームで右ウイングに入り、途中から本来の左サイドに移ったが、自身のプレーよりもチーム全体について「代表のユニフォームを着ている限りこういうゲームをしちゃいけない」と厳しい言葉を残した。

 原口は6日のニュージーランド戦とこのハイチ戦に向けた日本代表合宿で、3日のトレーニングから合流したが、その最初のランニングで左ハムストリングに違和感と痛みを覚えて離脱。ニュージーランド戦は出場が見送られ、このハイチ戦も45分間のプレーになった。

 そうしたなかで原口が訴えた危機感は、バヒド・ハリルホジッチ監督の下で積み上げてきたサッカーが今日のピッチの上で表現できていなかったことだ。

「守備がハマらず、自分たちの良さが出なかった。前から(プレスに)行きたくて、後ろは付いてきていなくて、それでかわされて戻ってという感じになって。確かに自分の最後のところのクオリティーは低かったけど、自分がどうというよりバラバラ感ですよね。今まで上手く回ってきた守備や速い攻撃は出せなかったし、積み重ねをしてきたものがあるのに、それぞれがやりすぎていた」

「代表のユニフォームを着ている限り」の矜持

 原口は重ねて「積み重ねてきたものを、さらに良いものにしなきゃいけないわけじゃないですか」と、チームが継続性を持って強化を続けるなか、前後で考え方が分断され、間延びしたサッカーになったことに納得がいっていない表情を見せた。そして「2点を先に取って、相手はこんな感じか、みたいな雰囲気になったけど、だったら畳みかける強さを見せなきゃいけない」と、2点リードした後の試合運びの拙さにも言及した。

 11月にはブラジル代表、ベルギー代表という本大会でも優勝候補に挙がるような強豪国との対戦が控える。それを踏まえて「強い相手でテンションが変わって、もしかしたら次は良いゲームをできるかもしれない。でも、代表のユニフォームを着ている限りこういうゲームをしちゃいけない」と、この日のゲームに対して自分自身への反省や怒りに近い感情を表現していた。

 今回の10月シリーズでは出遅れてしまった原口だが、ハリルジャパンの中核として戦ってきているだけに、チーム全体がゲームに臨むにあたってやるべきことができていなかったことに、何よりも悔しさを感じていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images