途中出場した大迫は、ほとんどシュートチャンスがなかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2017]日本 3-3 ハイチ/10月10日/日産スタジアム

「引かれた状況だったので、もうちょっとボランチとかサイドが絡まないとなかなか難しいと思った」
 
 64分にピッチに入った大迫勇也は、思うように攻められなかった事実を素直に認めた。自身が投入された時点で、スコアは2-2。相手が守備に比重を置いてくるのも分かっていた。しかし、待てど暮らせど、良い形で前線にボールが入ってこない。いくらブンデスリーガで活躍する点取り屋でも、その状況から局面を打開するのは難しかった。
 
 だからこそ、大迫はコミュニケーションの重要性を強調する。

「引かれることはあると思いますが、そういう時に選手間で話し合いたかった」

 勝ち越し点を奪ってハイテンションになったハイチに対し、落ち着きを失った状態でゲームを進めた日本。その結果、軌道修正する余裕を失い、普段より会話が少なくなった。
 
「自分たちの距離間は悪くなかったけど、後ろからボールが入らなかった。あとは、後ろの落ち着きもなくなっていた。ただ、相手も勢いづいていたので、2-2にされた時点で良くなかったと思う」

 試合後に具体的な問題点を、そう述べた大迫。ゲーム中に伝えられていれば、違った結果になったかもしれない。

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