10日、韓国メディアによると、高高度防衛ミサイル配備により中国人観光客が減少した影響で今年4月から臨時休業していた「ナンタ」のソウル・忠正路劇場がついに閉館することが分かった。資料写真。

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2017年10月10日、韓国・ニューシスによると、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備により中国人観光客が減少した影響で今年4月から臨時休業していた「NANTA(ナンタ)」のソウル・忠正路劇場がついに閉館することが分かった。

報道によると、NANTAの制作会社「PMCプロダクション」関係者は10日、中国の団体観光客を主な対象としていた忠正路劇場の運営を今年末で終了すると明らかにした。閉館を決めた理由は、THAAD配備問題の影響で減少した中国人観光客数に回復の兆しがみられないため。

1997年に初演された「NANTA」は韓国初の非言語パフォーマンス(セリフのない演劇)で、一時は日本人観光客からも高い人気を誇っていた。2000年には外国人観光客を主な対象とする忠正路劇場を開館させるなど、韓国の主要観光コンテンツとして定着した。先月基準で総公演回数は約4万600回、総観客動員数は1282人を記録するなど、国内外から根強い人気を得ていたが、最近は外国人団体観光客の中で最も大きな割合を占めていた中国人観光客が急減し、運営は苦しい状態が続いていた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「中国人観光客が増える前はどうやって運営していたの?」「またTHAADのせい?」「すべてをTHAADのせいにしてはいけない」「閉館の理由は単純に『つまらなかったから』でしょ?」「大衆性、芸術性に欠けるからブームが終わってしまった。ソウルの真ん中にあるにもかかわらず、中国人がいなければやっていけないというのはおかしい」など、観客減少の原因はTHAAD配備問題ではないと指摘する声が多く寄せられている。

そのほか、「中国人観光客のために公演していたこと自体がおかしい」と主張する声や、「韓国国民の好みに合わせようという気はないの?」「地球上には中国人しか存在しないと考えているのだろうか?」などと疑問を呈する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)