2022年の働き方は?

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将来、今ある仕事がなくなるとはよくいわれています。あらゆる仕事がコンピューターやロボットに取って代わられるため、人間が活動する余地が少なくなるといった未来論ですね。しかしながら、そうした状況にはなかなか想像力がおよびません。

仕事はどう変わる?

磯山友幸による『2022年、「働き方」はこうなる』 (PHPビジネス新書)では、そんな近未来の仕事がどう変わるかについて、経済ジャーナリストの視点から考察を加えています。本書の問いの発端は、現在の仕事をめぐる状況への悲観からはじまります。製造業などの分野では、働き手が集まらず、現場に長時間労働が求められる一方で、人材流出も止まないという悪循環を招いています。こうした工場労働型の仕事は、まもなくAIやロボットに取って代わられるだろうと著者は予測します。これは誰もが予想できる範囲でしょう。しかし、こうした本の本質は、ならばどこに人間の仕事が残り得るかという問いでしょう。

付加価値の時代

著者が追求するのは、付加価値です。これは人にしかできない分野、例えばアイデアを生かしたものや、サービスを提供する仕事などにおいては、人間にしかできない付加価値が生じるであろうというものです。それは仕事を通したやりがいの獲得や、人間の幸せの追求といった哲学的な問いにもおよぶものでしょう。