バングラデシュ・テクナフで、ボートの転覆事故で死亡したロヒンギャ難民の子どもの遺体を運ぶボランティアの男性(2017年10月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ミャンマーでの暴力行為を逃れて隣国バングラデシュに渡ろうとしていたイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)を乗せたボートが転覆した事故で、バングラデシュ警察は10日、同国側に流れついた9人の遺体が新たに見つかったと発表した。これにより、転覆事故による犠牲者は23人となった。

 国境テクナフ(Teknaf)の警察によると、犠牲者の遺体はミャンマーとバングラデシュを隔てるナフ(Naf)川の川岸で8体、遠く離れたセントマーティン島(St Martin Island)で1体が見つかった。今回の事故の犠牲者の半数以上は子どもだという。

 行方不明者の数は不明だが、生存者や当局者などの話から転覆した船には60〜100人が乗っていたとみられる。これまでに15人がバングラデシュの沿岸警備隊や国境警備隊に救出され、当局者によれば泳いでミャンマー側にたどり着いた人もいると考えられるという。

 バングラデシュを目指すロヒンギャの多くは、ナフ川の川幅が最も狭い場所を横断するが、古く粗末なトロール漁船でベンガル湾(Bay of Bengal)を渡ろうとする人たちも少なくない。
【翻訳編集】AFPBB News