W杯行きを熱望するウィンクス、メンバー入りへまずは「クラブに集中」

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 トッテナムに所属するイングランド代表MFハリー・ウィンクスはトッテナムでプレーすることで、ワールドカップへの道がひらけると主張している。9日付のイギリス紙『サン』が報じている。

 ウィンクスは、8日に行われた2018 FIFAワールドカップロシア 欧州予選の最終節、リトアニア代表戦でイングランド代表デビューを飾っていた。本戦出場も期待される状況に、同選手は「もちろんワールドカップに行くのは夢見ていたことだ。しかし長い道のりだし、僕にできるのはスパーズに集中することだけだよ」と語り、トッテナムでの活躍次第で代表入りを果たせるとの見解を示した。

 今シーズンのプレミアリーグで121分の出場のみとなっているウィンクスの招集には驚きの声があがっていたが、「招集されたときはショックで、信じられなかった」と本人にとっても驚きだったようだ。しかし、同選手は「スパーズの選手たちが馴染めるよう、助けてくれたよ。代表選手たちに会うのは不安だったけれど、全員がよくしてくれた。素晴らしい1週間になったね」と周りの助けもあり、代表に素早く馴染めたことを明かしている。

 ウィンクスはマウリシオ・ポチェッティーノ監督が2013年にプレミアリーグで指揮をとり始めてから、同監督のチームからイングランド代表デビューを果たした12人目の選手となった。同選手は「監督には『あまり先を見過ぎず、良いバランスをとることだ』と言われたよ。彼は僕にチャンスをくれた。フィジカル面やテクニックの面だけでなく、メンタル面でも僕を助けてくれて、感謝してもしきれないよ」と同監督への感謝を語った。

 果たしてウィンクスは、トッテナムで好調を維持し、ワールドカップに参加する23人に選ばれることができるだろうか。