10日、韓国で生焼けの肉のパティが原因として波紋を呼んでいる溶血性尿毒症症候群(HUS、別名「ハンバーガー病」)と診断された子ども2人のうち1人が、発病の約1週間前に家族で沖縄を旅行していたことが判明した。写真は沖縄・万座毛。

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2017年10月10日、韓国で生焼けの肉のパティが原因として波紋を呼んでいる溶血性尿毒症症候群(HUS、別名「ハンバーガー病」)と診断された子ども2人のうち1人が、発病の約1週間前に家族で沖縄を旅行していたことが判明した。韓国・中央日報が伝えた。

韓国ではマクドナルドのハンバーガーが原因でHUSにかかったとの告訴事例がこれまで計4件、5人に上っている。うち、当時4歳の女児と1歳の男児が医師からHUSの診断を受けた。検察は捜査を進めているが、問題のパティが保存されていないため疫学調査ができないなど難航、結局、7月から100日近く行われた捜査でもハンバーガーと発病の因果関係は確認できていない。

そうした中で新たな事実が発覚した。HUS診断を受けた1歳男児が、昨年の発病約1週間前の7月20〜22日に母親や姉と共に沖縄に行っていたことが確認されたのだ。当時、男児も訪れた沖縄のテーマパークでは訪問客35人が腸管出血性大腸菌O157に集団感染し、うち4人がHUSの診断を受けたことが分かっている。35人のうち32人の感染原因は、テーマパークで販売されたサトウキビジュースだった。

新たに分かった事実を受け、検察関係者は「感染場所が国内ではない可能性も念頭に捜査を行っている」としているが、男児側の弁護士は「男児の家族は旅行時も水や菓子などを全て持参して衛生的に摂取しており、サトウキビジュースも飲まなかった」と主張しているという。専門家の間でも、「沖縄で感染した可能性がある」との意見がある一方、「感染地域を訪問したという事実だけで原因を予断することはできない」との指摘もあり、意見が分かれている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「潜伏期間や発病時期などを考えたら沖縄で感染したのかもね」「日本で感染しておいて、何の罪もない韓国マックのバイトに(被害者が)責任を押し付けた可能性もある」といった意見が上がる中、「沖縄の可能性もあるかもしれないけど、さも原因かのように指摘するのはどうかな」と記事への反論も寄せられている。

また、「マクドナルドも信じられないけど、海外旅行に行くのにわざわざ韓国からお菓子を持って行くかな?」と男児側の主張を非難する声や、これまでの症例がすべて5歳未満の幼い子どもだったことを指摘し「幼い子どもにハンバーガーを食べさせる親の気持ちが知れない」など怒りの声も。

一方で、新たな事実発覚を受けこれまでの韓国マクドナルド批判から一転、「マクドナルドは逆告訴すべきだ」「マクドナルドは名誉毀損(きそん)で訴えてこれまでの損害をすべて返してもらって」といったコメントもあった。(翻訳・編集/松村)