メディアの報道によると、台湾や日本、香港などで、iPhone 8/iPhone8 Plusのバッテリーが膨張するという問題が報告されており、中国でもこのほど、8 Plusのバッテリーが膨張して、ディスプレイを押し上げるトラブルが報告された。

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メディアの報道によると、台湾や日本、香港などで、iPhone 8/iPhone8 Plusのバッテリーが膨張するという問題が報告されており、中国でもこのほど、iPhone 8 Plusのバッテリーが膨張して、ディスプレイを押し上げるトラブルが報告された。バッテリーが膨張するという問題が報告されたのは、中国で4件、世界で7件となっている。証券日報が報じた。

iPhone 8シリーズでバッテリーの問題が出ており、昨年世間を騒がせたサムスン・Galaxy Note 7のように、バッテリーの不具合による発火・爆発などがユーザーの安全を脅かすのではという懸念に注目が集まっている。ガジェット分解でおなじみのiFixitのiPhone 8 Plusの分解工程を見ると、バッテリーはサムスンSDI製だ。注目すべきなのは、SDIがトラブルが多発したNote 7のサプライヤーである点だ。

ただ、Note 7は数百台でトラブルが発生したのに対して、iPhone 8シリーズのバッテリートラブルは今のところ数例で、iPhoneの出荷台数が通常数百万台であることを考えると、トラブルの割合はまだ「安全圏内」と分析されている。また、Note 7は爆発したり、白い煙が上がったりしたのに対して、iPhone 8シリーズはバッテリーが膨張して、ディスプレイを押し上げただけで、負傷する人などは出ていない。

では、iPhone 8の問題は、単なる不具合発生率の問題なのだろうか?それとも、Galaxy Note 7のようにバッテリーの設計に問題があるのだろうか?

この点、業界では意見が分かれている。

携帯中国聯盟の王艷輝・秘書長は、「Note 7は、本体をうすくするために大きなバッテリーを狭いスペースに押し込んだことが原因となって、爆発事故が起きた。しかし、iPhone 8は現時点では、ディスプレイが押し上げられるだけで、リコールには至っておらず、飛行機への持ち込みが禁止されているわけでもない。各ブランドによってバッテリーも違い、同じサプライヤーでも、バッテリーの寸法や密度などはメーカーが決めているため、アップル社がSDIが供給しているバッテリーを採用しているからと言って、それを心配する必要もない。現在、バッテリーの技術や設計に問題があることが原因で爆発事故が起きる確率は約100万分の3で、その確率内で起きる問題は正常な範囲。つまり、サムスンの爆発事故は明らかな問題。一方、アップルは問題究明を急ぎ、ユーザーに早く説明するべき」との見方を示している。

一方、iPhone 8シリーズのバッテリーの不具合は、金属フレームとガラス製の背面パネルを採用しているからという見方もある。第一携帯界研究院の孫燕■院長(■は風にょうに火を三つ)は、「次世代の通信規格5Gに対応させたり、ワイヤレス充電に対応させるためにガラス製の背面パネルを採用するのが主流となっており、iPhoneも例外ではない。バッテリーの膨張の原因は、バッテリー自体だけでなく、バッテリーとスマホ本体の結合、バッテリー付近の熱の発散などとも関係がある可能性がある。上記の問題が発生した場合、ガラスの伸縮スペースが小さいため、ガラスがディスプレイを押し上げてしまうのだろう。これまで、金属の背面パネルを採用していた時は、金属は荷重能力が高いため、そのような不具合が発生したことはない」と分析する。

北京師範大学の王建民・管理学教授は、「昨年のサムスンのNote7の爆発事故や今年のiPhone8のバッテリー膨張は、ブランド衰退を示すトラブル。激しい競争にペースや平常心を乱され、設計や製造の過程で手落ちが発生している」と指摘している。(提供/人民網日本語版・編集KN)