フランスのリヨンで、オオカミによるヒツジへの攻撃の増加を知らしめるため、ヒツジの群れを連れて抗議デモを行う農家ら(2017年10月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】オオカミが再びフランスの山々を歩き回っていると聞いて動物愛護家らは喜ぶかもしれない。一方で、オオカミによるヒツジへの攻撃が増えている事態を受け、農家はオオカミの駆除を主張している。

 2016年にオオカミに殺された動物の数は1万匹を超えるとの当局の発表を受け、フランスのリヨン(Lyon)で9日、通りを埋め尽くすほどのヒツジを連れた大勢の農家が対策強化を求める抗議デモを行った。

 オオカミによる攻撃は主にアルプスや南部で発生しており、欧州で保護の対象となっているタイリクオオカミ(学名:Canis Lupus)を徹底的に擁護する動物愛護活動家らと農家との間で激しい論争が巻き起こっている。

 フランスでは、1930年前半に絶滅したとされるまでオオカミは一般的な存在だった。1990年代初めに再び自然と姿を現し、現在の生息数はおよそ360匹とされる。
【翻訳編集】AFPBB News