阿部サダヲ、三木聡監督のロックコメディ映画で主演に ヒロイン吉岡里帆は劇中で歌声披露

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 阿部サダヲと吉岡里帆が共演する映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の製作が発表された。

参考:吉岡里帆が語る、女優としての今後 「いつかは海外で仕事がしたい」

 本作は、ドラマ『時効警察』シリーズや映画『俺俺』などの作品で知られる三木聡が監督と脚本を務めるロックコメディ。カリスマ的な人気を誇る驚異の歌声を持つロックスターだが、その歌声は“声帯ドーピング”というタブーな方法によって作られたという秘密を持つシンが、限界が近づく喉に焦りと恐怖を抱えるなか、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうかと出会ったことによって、運命が変化していく模様を描く。

 阿部が演じるのは、主人公のカリスマロックスター、シン。“破壊”としてグループ魂のボーカルも務める阿部だが、製作サイドはシンのキャラクターを創り上げるにあたり、マリリン・マンソンを参考にしたという。奇抜で衝撃的な、今までに見たことのないメイクを施した阿部の姿が見られるようだ。

 吉岡が演じるのは、ヒロインのふうか。ストリートミュージシャンとして活動するも、声が異様に小さく歌声が聞こえないという弱点を持つ役どころに挑む。なお、吉岡は本作で、映画やドラマでは一度も披露したことのない歌声を初披露するという。また、吉岡はギターの特訓中で、映画オリジナル曲には豪華アーティストたちが楽曲を提供する。

 撮影は11月にスタートし、映画の公開は2018年の予定。阿部、吉岡、三木監督からはコメントが寄せられている。

【阿部サダヲ(シン役)コメント】いつかは御一緒してみたいとずっと思っていた三木監督とお仕事出来るとは…嬉しいです。しかもロックコメディ!! ワクワクします!! 台本を読んで、これはどうやって撮るんだろうっていうところばっかり…ワクワクします!!吉岡里帆さんはお会いした事ないですけど、どんなふうかを見せてくれるのか、とても楽しみです。よろしくお願いします。

【吉岡里帆(明日葉ふうか役)コメント】「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」頂いた企画書の頭に書かれていたタイトル。これが私には映画の題でありながら、突然贈られてきた激励のメッセージの様に見えました。台本を読み進めていくと、絶妙な掛け合いに笑いが込み上げ、予測出来ない展開にワクワクし、ラストシーンではじんわりと胸が熱くなりました!昔から大好きだった三木聡監督の作品に出られること、監督のピュアで真っ直ぐな台詞を発せられること、ただただ嬉しく台本を抱きしめたくなりました。そして同時に背筋が伸びました。私の演じる明日葉ふうかという役は声があまりに小さなストリートミュージシャンです。でも私は歌もギターにも触れたことが無い人間です。ふうかになるべく0から作っていってます。殻を破るための殻作りを今しています。生の成長記録として、皆様の胸が熱くなれる様に全力を尽くしますのでどうぞよろしくお願いします。

【監督・脚本: 三木聡 コメント】一体、何が起ころうとしているのか?目指すのは馬鹿馬鹿しいラブストーリー。人を愛すことは時に混乱して、見境が無くなり、超エリートが配偶者とは別の人を愛した為に、全てを失い、社会的地位のある人がスキャンダルの為に皆の前でお詫び、なんてニュースが毎日の様にテレビから流れてくる。それとは逆に愛とかとは一線置こうと言う人たちが「リア充」なんて言う言葉を生み出したりして…結局、21世紀になろうが、仮想現実やら拡張現実やらが現実世界を侵蝕しようが、我々は「好き」に振り回されて生きている。果たしてこの映画はそんな現実の馬鹿馬鹿しさに対抗しうるのか? ただし、この映画に参加してくれてるメンバーのキャラは濃い、俳優、ミュージシャン、スタッフ、どこを取ってもキャラ濃すぎる人材ばかりで胸焼けしそうだ。果たしてこの先にあるのは不毛地帯かそれとも桃源郷か? やってみないと判らない。そこがオリジナルのストーリーでやる意味だと思っています。物語は破滅するロックスターと唄声の小さいストリートミュージシャンの出会いから始まります。破滅するロックスターを演じるのは阿部サダヲ氏。今、まだ撮影の準備段階だけど、この役を演じられるのは阿部サダヲ氏の他には居ないと確信してる。演技面そしてロック的なアナーキー感、どこを取っても凄すぎる。阿部さんの歌を実際に聞いただけで、ぶっ飛びました。ここに立ち向かうのが吉岡里帆さん。まぁ大変でしょう。でも大丈夫、とても華奢な感じだけどこのカオスに平然と飛び込める強さと驚くべき集中力。話をしていても、パッと憑依するみたいに映画に集中する感じは今まで会った事ないタイプ。変ちゃ変な人ですよね吉岡さんは。サブキャラクターもベストメンバー。もう、ちょっと怖いくらいですこの俳優陣。

(リアルサウンド編集部)