ホームで失意を味わったウェールズ。EURO2016に続いてのメジャー大会出場は実現せず。欧州予選の厳しさを、改めて思い知らされた。 (C) Getty Images

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 10月9日(現地時間)、ロシア・ワールドカップ欧州予選の9試合が行なわれ、また新たな本大会進出チームが生まれた。

 
 この日、全日程を終えたのはグループD、G、I。Gは前節でスペインの首位、イタリアの2位が確定しており、今節は前者がイスラエル、後者がアルバニアを相手に、それぞれ敵地で0-1(得点者はスペインがイジャラメンディ、イタリアがカンドレーバ)の勝利を飾っている。
 
 グループDでは、王手をかけた前節にオーストリアに敗れて足踏み状態だったセルビアが、ジョージアをベオグラードに迎え、長くスコアレスのまま試合は進んだが、74分、ミトロビッチのクロスにプリヨビッチが合わせて待望のゴール! この1点を守り切り、歓喜の瞬間を迎えた。
 
 一方、セルビアが2010年南アフリカ大会以来2回目の予選突破を決めた同時刻に、カーディフではウェールズが悲嘆の涙に暮れた。
 
 アイルランドを勝点1上回り、引き分け以上で2位をキープできるという数字上は有利な状況でホームゲームを迎えたウェールズ。負傷欠場の大黒柱ベイルもスタンドで見守ったが、54分、マクリーンのボレーシュートでアウェーチームに先制ゴールを許してしまう。
 
 今予選、全ての試合で先制点を奪ってきたウェールズ。逆に言えば、引き分けに終わった4試合ではそれを守り切れなかったということになるが、その代償を最終節で払わされることに……。結局、最後まで1点を返せず、今予選初の敗北を喫した結果、1958年スウェーデン大会以来のW杯の夢はあえなく潰えた。
 
 最後に大混戦のグループIでは、前節で首位に躍り出たアイスランドが、見事に大願を成就させた。
 
 最下位コソボをレイキャビクに迎え撃ち、40分にジグルドソンのゴールで先制して優位に立つと、68分にグドムンソンが加点。3試合連続の完封勝利を飾った欧州の小国は、昨夏のEURO(初出場)で見せた勢いそのままに、今度は初のW杯本大会へ! 13回目の挑戦で、ついに手に入れた大舞台へのチケットである。
 
 2位争いでは、クロアチアがウクライナを2-0で下し、何とかロシア行きに望みを繋いだ。前節、フィンランド相手の取りこぼしで首位から陥落し、キエフに乗り込んでの最終戦という厳しい状況を強いられたが、後半にクラマリッチが2ゴールを挙げ、同勝点のライバルを振り切った。
 
 9日までに本大会進出を決めた国は以下の通り。10日は、残り3グループ(A、B、H)の9試合が行なわれる。
 
◇本大会出場国
開催国:ロシア
欧州:ベルギー、イングランド、ドイツ、スペイン、ポーランド、セルビア、アイスランド
南米:ブラジル
北中米カリブ:メキシコ、コスタリカ
アフリカ:ナイジェリア、エジプト
アジア:イラン、日本、韓国、サウジアラビア