スペイン・バルセロナで演説する同市のアダ・コラウ市長(2017年10月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】(更新)スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の州都バルセロナ(Barcelona)のアダ・コラウ(Ada Colau)市長は9日、カルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相に対し、一方的な独立宣言は「社会の結束」を揺るがすとして、中止を呼び掛けた。

 違法とされながらも今月1日に強行された同州独立の是非を問う住民投票では、圧倒的多数が賛成票を投じた。この結果についてコラウ市長は「独立宣言の承認にはなり得ないが、対話と国際調停への道を開く可能性を生むものだ」と指摘した。

 プチデモン州首相は10日夜、バルセロナの州議会で演説する予定で、独立支持派はこれが一方的な独立宣言になるものと期待している。だが、独立計画は欧州連合(EU)の安定性をめぐる懸念を生み、カタルーニャ自治州政府の指導部には独立宣言中止を求める圧力が国内外からかけられている。

 政界の指導者らはカタルーニャの独立支持派らに対し、独立運動を撤回して過去数十年におけるスペイン最大の政治危機を緩和するよう要請。市民から厚い支持を受けるバルセロナのコラウ市長に加え、野党・社会労働党(PSOE)の書記長も、一方的な独立宣言には反対する方針を表明した。

 フランスは、カタルーニャ独立は国際的には認められないだろうと警告している。一方、唯一支持を表明しているのが英スコットランド民族党(SNP)で、住民投票の結果を尊重するよう中央政府に呼び掛けている。
【翻訳編集】AFPBB News