ピルロにまつわる10個の事実…ガットゥーゾいじりやプレステが好き

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 現役引退の意向を明かした元イタリア代表MFアンドレア・ピルロについて「覚えておくべき10個の事実」をスペイン紙『マルカ』が10日に紹介している。

 ニューヨーク・シティFCに所属するピルロは先日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで「時がきたと実感している」と今シーズン限りでの現役引退を表明していた。

■1.イタリア5クラブでプレー
 地元ブレシアでデビューを飾ったピルロ。インテル、ミラン、ユヴェントスなどでプレーしたのが有名だが、インテル時代にはレッジーナにレンタル移籍していたことはあまり知られていない。セリエAの5クラブを渡り歩いた経歴の持ち主だ。

■2.グアルディオラが勧誘
 2010年の8月25日、当時バルセロナを指揮していたジョゼップ・グアルディオラ監督がピルロを誘っていた。「君が必要なんだ、アンドレア。(元スペイン代表MF)シャビ、(同代表MFアンドレス・)イニエスタ、(同代表MFセルヒオ・)ブスケツと代われる選手は君しかいないんだ。君はバルセロナでプレーできるすべてを兼ね備えているよ」というのがグアルディオラ監督のメッセージだったそうだ。

■3.FKマスター
 セットプレーの名手としても知られるピルロはセリエA通算28回、FKからの直接ゴールを決めている。この数字は元ユーゴスラビア代表DFでありトリノ指揮官のシニシャ・ミハイロヴィッチ監督と並んでセリエA最多記録だ。

■4.FKのアイドル
 FKの手本にしていたのは元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏だったという。「彼のテクニックを徹底的に勉強したよ。DVDも集めたし、彼がプレーした昔の写真すらも持っていたよ」と述懐している。

■5.空欄の小切手
 2006年、W杯を制したピルロはレアル・マドリード移籍に傾いていたようだ。自伝でも「頭も心もすでにレアル・マドリードのプレイヤーだった。信じられないようなサラリーと5年契約がマドリードで待っていたんだ」と綴っている。待ったをかけたのは当時副会長だったアドリアーノ・ガッリアーニ氏。「アンドレア、私の友達よ。君はどこにも行かない。これにサインするからだ。5年契約で君の好きな金額を書けるよう給与のところは空けてある」と語って引き止めたという。

■6.恩師アンチェロッティ
 デビューした当初のピルロはトップ下を主戦場にしており、時にはセカンドトップとしてもプレーしていた。代名詞とも言える中盤の底“レジスタ”にコンバートさせたのがカルロ・アンチェロッティ氏だった。ピルロは「自分にとって父親のような人だ」とコメントを残している。

■7.闘犬と仲良し?
「ミラネッロ(ミランの練習場)でみんなで食事を取るとき、どうやって(元イタリア代表FWジェンナーロ・)ガットゥーゾをいじるか何千通りもの方法を編み出していた。やつがフォークを持ち出して突き刺そうとしてくるまではね。捕まったら最後、何カ所もフォークを突き立ててきた」と闘犬ガットゥーゾ氏とのエピソードを自伝に綴っている。

■8.スタンディングオベーション
 2015年5月13日、チャンピオンズリーグ準決勝でユヴェントスはレアル・マドリードと対戦した。ホームでのファーストレグに勝利していたユヴェントスは1−1で迎えた78分、ピルロに代えてイタリア代表DFアンドレア・バルザーリを投入する。するとこのままいけば敗退、という状況にも関わらずサンティアゴ・ベルナベウの観客はピッチを出るピルロにスタンディングオベーションで応えた。元ブラジル代表FWロナウジーニョも印象的な場面にベルナベウでのスタンディングオベーションあげたように、選手にとっては貴重な体験だろう。

■9.ワイン好き
 年齢を重ねるごとにプレーの円熟味が増してきたピルロをワインに例える人も少なくないが、実生活でもワインと関係している。まだ若手選手だった時代には家族が持つワイン向けのぶどう園を支援し、今では自身のぶどう園も持っているようだ。

■10.ゲームも好き
 プレイステーションがお気に入りだというピルロ。遠征の際はプレイステーションを携え、チームメイトと遊んでいたようだ。自伝によると、ゲーム仲間には元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ氏が多く、バルセロナを好んで使っていたという。

■10+1.フットボール界の大きな貸し
 何度かノミネートされることはあったが、フットボール界が彼にバロンドールを与えることはなかった。