犬の眉毛について

触覚毛という毛自分の意思で動かすことができる目の上に2〜3本の触覚毛が生えている

犬の眉毛は触覚毛という種類の毛です。触覚毛は、目の上、口角、頬、顎、上唇などに生える太くて硬い毛のこと。根本には神経があって随意的に動かすことができます。

随意的とは、自分の意思で動かすことができるということで犬の場合なんらかの感情が働いたときに動かすことができるのです。多くの犬の場合目の上に2〜3本の触覚毛が生えていると思います。これが犬の眉毛になります。

犬の眉毛の役割

犬も眉毛で平衡感覚や幅、温度や風向きなどをはかっている犬は眉毛よりも聴覚や嗅覚視覚が発達している眉毛を切りそろえても大丈夫

猫は、ひげや眉毛により平衡感覚や幅、温度や風向きなどをはかる大切な役割を持っていると言われています。犬も感覚としては同じですが、犬は眉毛よりも聴覚や嗅覚視覚が発達しているためひげや眉毛の感覚に頼らなくても問題がありません。

そのため、トリミングなどでひげや眉毛を切りそろえて、見た目をかわいく仕上げることもあります。歩いているときなど何かが眉毛の一部に触れたりすると敏感に反応し嫌がる素振りをする場合もあります。眉毛の感覚に頼ることはありませんが、眉毛の神経は敏感と言えます。

視覚障害がある犬は眉毛やひげの感覚が視覚を補うことができるので歩行状態に変化があるかもしれません。

犬の眉毛の魅力

犬の眉毛は表情に関わりがある嬉しいとき悲しいときで動きが変わる

犬の眉毛は顔の中で大きな存在ではないような気がしますが、思いのほか大きな影響を与えます。例えば、犬の写真に人間のような眉毛を付け足すとします。上がりめの眉毛だと凛々しい印象になり、下がりめの眉毛だと悲しげな印象になります。眉毛だけで凛々しくも悲しげにも印象が変わるということです。

実際の犬はよく見ないと眉毛の位置がわからない場合もあります。しかし、眉毛が生えている場所には筋肉があり嬉しいとき悲しいときで上がったりも下がったりもします。このように、表情に関わりがあり眉毛の動きで犬がどのような感情を抱いているかを判断することがあるのではないでしょうか。

飼い主さんなら経験があると思いますが、犬が何かを期待しているときに上目遣いで見られたことがあると思います。そのときに眉の部分の筋肉が上がり、とてもかわいい表情になります。また、いたずらしたときに叱っていると眉をよせて目が垂れ下がり、非常に反省しているような悲しそうな顔をします。

こんな表情をされると、叱っていてもつい笑ってしまってすぐに許したり、なでてしまったりなんていうことも…。そんなかわいい表情を作り出すのに犬にとっても眉毛は大きく貢献しているのではないのでしょうか。

犬種と眉毛について

ミニチュアシュナウザーの場合

犬の種類の中には、ミニチュアシュナウザーのようにフサフサの眉毛とひげがチャームポイントとなっているものもいます。ただ、ミニチュアスュナウザーの場合は単なるチャームポイントではなく、その昔ネズミ取りを行っていた時代に、噛んでくるネズミの反撃から顔を守るためにあるものとも言われています。

まろ眉毛、タンの場合

まろ眉毛という、公家の眉毛のような模様を眉の位置に持った柴犬やブラックタンと言われる色の種類を持った犬がいます。これはただの模様ではなく、敵の攻撃から目をカモフラージュする意味での模様だったとも言われます。ペットとして飼われている今はこのような攻撃から身を守るという役割は少ないと思いますが、かわいさという点で犬のまろ眉毛は人気を集めています。

犬の眉毛に関するまとめ

触覚、変化を察するセンサーの役割狩りや敵から身を守るためのもの表情をつくりだすためのポイント

犬の眉毛は機能として考えると猫ほど重要ではありませんが、生活の上では触覚や、変化を察するセルフセンサーの役割があります。犬の歴史から眉毛が狩りや敵から身を守るための大事なものとしての役割を果たしていることもわかります。

さらにプラスアルファーとして、魅力的な表情をつくりだすためのポイントでもあるのではないかと思います。たかが眉毛、されど眉毛。犬の眉毛の存在感とその役割は意外にも大きいのです。