米ニューヨークのタイムズスクエア(2017年7月1日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)や地下鉄を狙った攻撃を計画したとして、米連邦捜査局(FBI)の覆面捜査で逮捕されたフィリピン人容疑者が、フィリピンについて「テロリストの温床」だと話していたことが分かった。米司法省が7日、明らかにした。

 司法省はこの前日、昨年のイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」期間中にニューヨーク市内の複数の場所を標的とする攻撃が計画されていたが、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の信奉者を装ったFBIの覆面捜査官によって阻止されたと発表。攻撃を計画した容疑で、ISに忠誠を誓う米国人、カナダ人、フィリピン人の合わせて3人を訴追したとの声明を出していた。

 司法省によると、カナダ国籍のアブドゥラーマン・エル・バナサウィ(Abdulrahman El Bahnasawy)容疑者(19)は爆発物の材料を購入し、米国に入国したところを逮捕された。「テロ犯罪」の容疑を認めているという。また、パキスタン在住の米国人タルハ・ハルーン(Talha Haroon)容疑者(19)は攻撃に参加しようとした疑いで逮捕された。

 フィリピン人のラッセル・サリック(Russell Salic)容疑者(37)は、攻撃を実行するための資金を提供したとして今年4月ごろに逮捕された。司法省によれば同容疑者は、フィリピンからの送金なら当局の注目を集めることなく安全に送金できると話していたという。

 仲間2人にサリック容疑者が送ったメッセージには、フィリピンのテロ関連法はオーストラリアや英国などに比べて「厳しくない」と書かれていた。同容疑者はまた、「テロリストはいつも世界中からここにやって来る。ここはテロリストの温床だ…ハハハハ…でも、フィリピンでなら心配ない。彼らはISを気にしていない」などとも記していたという。
【翻訳編集】AFPBB News