“笑い”をビジネスにした女性・藤岡てん(葵わかな)の半生を描く/(C)NHK

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明治後期から昭和初期の大阪を舞台に、日本で初めて笑いをビジネスにし、寄席経営に挑むヒロインの姿を描く連続テレビ小説「わろてんか」(NHK総合ほか)。ポジティブなヒロイン・てんを演じる葵わかなと、“朝ドラ”出演は「梅ちゃん先生」(2012年)以来2度目で、てんの夫となる旅芸人・藤吉を演じている松坂桃李にSPインタビューを行った。

【写真を見る】松坂桃李は、旅芸人の北村藤吉を演じる/(C)NHK

葵「てんは楽天的で、負の感情をポジティブに変換できる子。私はネガティブなので、てんとは懸け離れているし、実はいまだに“どうしてこんなに笑顔が輝く役を射止められたのか”よく分からないんです(笑)。でも、演じていくうちに、次第に普段の表情も豊かになって、今では自分のことを考えるときも“てんだったらどうするかな?”と考えてしまって、切り離せなくなっています」

松坂「藤吉は、てんが持つ吸引力と笑顔に引かれるんですよね。彼は、気持ちのぶつけ方が直球でうそがつけない男。後先考えず『もう一つ寄席を作る!』と言っては『そんなお金どこにあるの!』とみんなから怒られるのですが、僕は大きいことは怖くて言えないし、藤吉ほどマメじゃないので、見習うところは多いです」

作品のテーマは笑い。「どんな試練も笑顔さえあれば乗り切れる」、そんな夫婦のポジティブな姿が、朝から大きなパワーを与えてくれる。2人は“笑いの力”をどう感じているのだろうか。

葵「面白い方が多くて、アドリブが絶えない現場なので、私自身も今までにないくらい毎日笑っていますし、あらためて“笑い”の威力を体感しています。てんはいつも、誰かの幸せを願って笑っているので、演じてみて初めて“笑いって誰かのためにあるものなのかもしれないな〜”と気付かされました」

松坂「“笑い”は心の薬。嫌なことがあっても、その晩にお笑い番組を見たりすると、モヤモヤしていた気持ちがすっきりして、無条件にポジティブな気持ちに切り替わるような気がします。悩みや不安も、全て笑いが持っていってくれる。だからこそ、今後のてんと藤吉は、皆さんの“心の医者”になるのかもしれない…そう感じながら演じています」

葵「てんのように明るく笑っているだけで、周囲にいい影響を与えられるのかなと思います。ひょっとすると、私も少しずつてんに近づいてポジティブになっているのかも?(笑) とにかく皆さん、最後まで2人の成長を見守ってください」