アンゲラ・メルケル独首相(左)と与党キリスト教社会同盟(CSU)のホルスト・ゼーホーファー党首(2017年9月22日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は8日、新政権樹立に向けた連立交渉を前に保守系与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の結束を図るため、難民の受け入れ数を年20万人に制限することに同意した。

 CDU・CSUは、先月24日に行われた連邦議会(下院)選挙で勝利したものの議席を減らし、連立交渉は難航するとみられている。

 メルケル氏が党首を務めるCDUは8日、南部バイエルン(Bavaria)州のホルスト・ゼーホーファー(Horst Seehofer)州首相率いるCSUと協議。ゼーホーファー氏は、今回の選挙で極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の躍進を許したのは、2015年以降100万人以上の難民を受け入れてきたメルケル氏の政策に責任があると非難している。

 10時間に及んだ非公開の会合で、CDUとCSUは難民の受け入れ数について年間20万人の上限を設けることで合意した。ゼーホーファー氏が長らく求めてきた方針に近い内容だ。メルケル氏はこれまで受け入れ数の上限設定を繰り返し拒んでいた。

 会合は、財界寄りの自由民主党(FDP)と環境政党の緑の党(Greens)との連立交渉を控え、与党内の対立を収めて団結することを目的に行われた。
【翻訳編集】AFPBB News