米首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地で、大統領専用機「エアフォース・ワン」に乗り込むドナルド・トランプ大統領(2017年10月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と共和党のボブ・コーカー(Bob Corker)上院議員が8日、互いを非難する言葉の応酬を繰り広げた。トランプ氏がコーカー氏について「度胸」が足りないと批判したのに対し、コーカー氏はホワイトハウス(White House)を「大人のデイケアセンター」と切り捨てた。さらにトランプ氏が米国を「第3次世界大戦」への道に向かわせる可能性があるとまで言及する事態となっている。

 かつてトランプ氏を支持したこともある人望の厚い穏健派のコーカー氏はここ数か月、トランプ氏を最も声高に批判する共和党議員の一人となっており、最近ではホワイトハウスが「大混乱」に陥らずに済んでいるのは、レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官やジェームズ・マティス(James Mattis)国防長官、ジョン・ケリー(John Kelly)大統領首席補佐官のおかげだと発言していた。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)への投稿でコーカー議員が次の選挙への不出馬を決断したことに言及し、「ボブ・コーカー上院議員は、次のテネシー(Tennessee)州での選挙で自分を推薦してほしいと『懇願』してきた。私が『ノー』と答え、彼は脱落した。(つまり、⦅私の推薦⦆なしでは彼は当選できないということだ)」と投稿。

 また上院外交委員会(Senate Foreign Relations Committee)の委員長を務めるコーカー氏について、「彼(コーカー氏)は国務長官にもなりたがっていたのだが、私は『結構だ』と答えた。彼はあのひどいイラン核合意に対しても大きな責任がある」と批判。最後にコーカー氏が「ネガティブボイス」になるとした上で、「(彼には選挙戦を)戦う度胸がない」と付け足した。

 トランプ氏は批判を甘んじて受け入れることがめったにないことからしても、今回のようなツイッターへの立て続けの投稿は、特に珍しいわけではない。一方、コーカー氏は共和党の有力議員であり、こうした人物からの露骨な反論は極めてまれ。

 不出馬を決めたことで解放感を得たとみられるコーカー議員はツイッターへの投稿で、「ホワイトハウスが大人のデイケアセンターになってしまったことは残念だ。今朝、誰かが明らかにシフトを休んだ」と皮肉った。また、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)のインタビューでトランプ氏の衝動的な行動が米国を「第3次世界大戦」の道に向かわせる可能性があると批判。大統領職を「リアリティー・ショー」のように扱っているため「憂慮」していると述べた。

 トランプ氏とコーカー氏の不和は長い間くすぶっていたが、先週、北朝鮮との対話の模索に前向きな姿勢を示したティラーソン国務長官をトランプ氏が批判するような発言をして以後、一気に悪化していた。
【翻訳編集】AFPBB News