人間の心理や行動に影響を与えると言われる"色"。でも、実際にはどんな効果があるの?

<Red>では、Style Studio所属のインテリアのプロ、ローナ・マックアリア氏が、お部屋に飾る色によって心のムードがどのように変わるかを解説。自宅を明るく、ハッピーでいられる場所にするための、上手な色の取り入れ方とは…?

1.黄色

「もっとも元気が出る色と言えば、やはり黄色。陽気でフレンドリーな印象を醸し出す黄色は、喜びと太陽の光を表す色とされています。また、元気の源でもあるセロトニンという神経伝達物質を分泌するとも言われているため、科学的にも、もっとも心を明るくしてくれる色なのです。

薄くて淡い黄色でも、濃くて発色のいい黄色でも、黄色はクリエイティブな発想を刺激する効果があり、特にベッドルームやバスルームに取り入れることをオススメします」

コーディネートのコツ:全面を黄色にしてしまうと、多少の圧迫感が出てしまうため、モノクロやグレーの背景に黄色をアクセント程度で入れるのがもっとも効果的とのこと。

2.緑

「緑は自然を連想させます。淡めの緑は、集中力とリラックス効果をもたらす癒しの色であり、鮮やかな緑は行動を刺激する色とされています。

室内に緑を取り入れることにより、まるで屋外にいるような印象をもたらしてくれます。正しい色味を使えば、窓の外と内側がつながっているような雰囲気も出せるでしょう」

コーディネートのコツ:自宅の庭を参考にして、緑の色味やトーンをミックスして使ってみて!

3.青

「色」が与える影響と、インテリアへの上手な取り入れ方

「青色は忠誠心と信頼の象徴です。従って、青をインテリアに選ぶ人は、自分に自信があり、信頼性の強い人だと言われることが多いです。青に囲まれた部屋では、落ち着いて作業ができ、集中力も増すという研究結果も出ています。小さめの部屋に適した色なので、バスルーム、書斎、ベッドルームなどに使うと特にいいでしょう」

コーディネートのコツ:青を淡めの暖色と合わせて使うと、冷たい雰囲気を避けることができるそう。壁の出っ張りや床に合わせて色味を調節し、空間に溶け込むように意識して。

4.ピンク

「色」が与える影響と、インテリアへの上手な取り入れ方

「愛に溢れた、優しく寛容な人ほど、ピンクを好みます。淡いピンクは温かみや繊細さを表し、恋の色ともされています。

逆に鮮やかなピンクは、人生に対する楽観的で明るい展望を表します。楽しく、エネルギッシュで、感動やインスピレーションももたらしてくれます。ピンクは人がよく集まるようなリビングルーム、ダイニングルーム、また、時にはベッドルームなどに使うといいでしょう」

コーディネートのコツ:ピンクは空間を狭く感じさせる傾向があるため、大きな窓があり光のたくさん入る部屋に使うと効果的とのこと。

5.赤

「赤は堂々として自信に満ちた色であり、心拍を上げて感情を高ぶらせるという研究結果も出ているため、お家でテキパキと作業をこなしたい活発な人に最適なインテリアカラーでしょう。

赤は注目を要求する色でもあり、人生に対する強い欲望、楽観主義、自信、バイタリティなどを象徴します。従って、生活空間の中に赤を取り入れることにより、華やかで、歓迎されているような雰囲気を出すことができます。特に冬場においては、暖かみを演出する効果もあります」

コーディネートのコツ:赤は少々インパクトが強過ぎてしまう場合もあるので、柄などに組み込んで使うことで、その鮮やかさを効果的に見せることができるそう。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

Red UK