公道を走れるレーシングマシンのような作り

 アストンマーティンは、かねてよりレッドブルレーシングとコラボレーションをしていたコンセプトカーを2017年10月4日に東京・表参道で初公開した。「AM-RB 001」と言われていた車名は「ヴァルキリー」となり、なんと150台すべてが完売となっている。

 美しいスタイリングにデザインを損なうことなくフロント・リヤに装着されるウイングで高いダウンフォースを生み出すことを可能としたヴァルキリーの中身はもはやF1マシンといえる。

 これまで公開されてきたモデルとのデザイン上大きな変更点は運転席とフロントホイールアーチ間のボディに通気口が設けられたこと。これは「ダウンフォースを得るために重要であり、必要な場所であった」とアストンマーティンのデザインチームは語る。

 またヘッドライトもアルミ製のフレームにライトユニットを取り付けたことで、通常の生産型ヘッドライトよりも30%から40%の軽量化を可能とした。

 さらにフロントノーズにあるエンブレムは通常だと重すぎるため、70ミクロン厚のアルミを化学的に溶着した。じつに人間の髪の毛の30%の薄さを実現しているというのだから驚きである。

 室内空間は2名乗車できるように十分なスペースを確保している。直接フロアにセットされるシートは、ハイノーズのフォーミュラマシンに採用される、足を持ち上げたシートポジションとなっている。またシートベルトは4点式が標準装備だがサーキットを走行を頻繁に行う人向けに6点式もオプション設定されている。

 また、ロードカーのほかにレーシングモデルが25台製作され、そのうちの数台は既に現存しているという。

 アストンマーティン ジャパン マネージングディレクターの寺嶋さんは「F1に近い形にも見え、ル・マンのプロトタイプにも見えるヴァルキリーは、2019年に公道を走ります。ぜひその姿を見て楽しんで頂きたいです。アストンマーティンはレッドブルとタイトルスポンサー契約し、F1で提携します。今後もコラボレーションしていく予定です」と語った。

 なお、ロードカーの販売価格は250万ポンドで販売され、現在も欲しいというオーナーがたくさんいるという。これほどまでに注目される、両社に今後も注目をしたい。

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