5日、韓国南西部、群山市の葬儀場で、遺体を取り違えるというとんでもないミスが発生した。資料写真。

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2017年10月5日、韓国南西部、群山(クンサン)市の葬儀場で、遺体を取り違えるというとんでもないミスが発生した。韓国・聯合ニュースが伝えた。

この日午前11時、市内の総合病院にある葬儀場で告別式を終えた故Aさん(86歳女性)の遺族は、霊きゅう車に遺体を載せて近くの火葬場に向かった。そして故人と最後のあいさつを交わし定められた順序に従って遺体を火葬した後、埋葬まで済ませたという。

すべての儀式を終え、遺族は遺品整理のため再び市街に向かう霊きゅう車に乗ったが、そこに掛かってきた一本の電話が遺族の感情をかき乱すことになった。電話の相手は葬儀場の職員で、「出棺の際に遺体が入れ替わったようだ。 Aさんの遺体は葬儀場に残っている」と伝えてきたのだ。火葬はもちろんのこと、埋葬まで終えた中での仰天の知らせに、やっと心を落ち着かせた遺族らはむせび泣き、中には気を失う人も出たという。

怒った遺族は再び葬儀場を訪れ、「どうやったら遺体を取り違えるんだ。すでに先祖代々の墓に埋葬までしたのに、どうしろと言うんだ」と抗議した。また入れ替わってしまった故Bさん(87歳女性)の遺族らも「許可もなしに勝手におばあさんの遺体を渡したのか」と泣き叫んだ。

遺族の抗議を受け、葬儀場側は「Aさんの葬儀を主管した互助会が、納棺の際に遺体を間違って入れてしまった」と説明、一方の互助会職員はミスを認めながらも、「納棺前に遺族らが遺体を確認したが、特に問題がなかったため遺体が入れ替わってしまったようだ」と釈明した。しかし遺族側は「入棺の際には遺体が死に装束で包まれており、しっかり確認するのは不可能だった」とこれに反論している。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「とんでもない」「あり得ない。埋葬までしちゃったのに、また掘れってこと?」「遺体でふざけやがって」と業者を非難する声が上がっている。

遺族に対しては「相当悲しまれたことだろう」「自分の家族なら怒り狂いそう」など気持ちを推し量るコメントが寄せられる反面、「死に装束から入棺までしっかり見守っていたらこんな不祥事は起こらなかっただろう」「普通、入棺の際にしっかり確認するよね?」と指摘する声も。

その他に「遺体の入れ替えは1人や2人じゃないはず」「遺体だけじゃない。葬儀業者や葬儀場では高価な死に装束をすり替えたり、香典を盗んだりすることもあるらしい」と韓国の葬儀の裏事情をにおわすコメントもあった。(翻訳・編集/松村)