日本代表MF倉田秋(G大阪)

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 2日前に代表初ゴールを決めたばかりだ。しかし、日本代表MF倉田秋(G大阪)は慢心することなく、次戦以降に視線を向けている。

 6日のニュージーランド戦。1-1で迎えた後半37分にピッチに送り込まれると、同42分に大仕事をやってのける。左サイドからMF乾貴士(エイバル)が送ったクロスをファーサイドのDF酒井宏樹(マルセイユ)が折り返すと、ゴール前に飛び込んだ倉田がダイビングヘッドで合わせてネットを揺らし、決勝点を記録した。

 代表5試合目での待望の初ゴールとなり、大きな自信となってもおかしくないが、本人は至って冷静だ。

「あの1試合、しかも(出場時間)10分で、相手もバテていた。親善試合の1点だけなので、これを毎試合できるような力が自分につけば、それは自信につながると思う」。先発で試合に出て、90分を通してチームに貢献できるようなプレーをし、結果を残し続けることが「アピール」と捉えているからこそ、「まだまだ全然満足していない」。

 15年8月の東アジア杯で初招集された倉田にとって、W杯は「夢の世界じゃないけど、手の届かないところにあると思っていた」もの。しかし、現在は「自分次第でチャンスをつかみ取れるところまで来ている」と現実的なものとなった。夢の世界だったW杯本大会に出場するためにも、8か月間続くサバイバルレースでアピールを続けていく。

(取材・文 折戸岳彦)