ニュージーランド戦は途中出場して流れを変えた乾。ハイチ戦では先発か。写真:山賢人(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 10月8日、日本代表が10日のハイチ戦に向けたトレーニングを行なった。その練習後、スタッフと冗談をかわしながら取材エリアに現われたのが、乾貴士だ。
 
 6日のニュージーランド戦では後半から途中出場し、積極的な仕掛けと長友佑都とのコンビネーションで何度も好機を演出。倉田秋の決勝点に繋がるクロスを供給したのも、乾だった。
 
 自身の出来に手応えを感じていたのだろう。質問に応えるその表情は充実感が漂っていた。
 
「あの試合は相手がバテていて、自分はフレッシュな状態で入れた。ヨッチ(武藤)が相手を疲れさせてくれたのが大きかったと思いますね」
 
 7日まで別メニューの調整だった原口元気がまだ万全の状態でないこともあり、10日のハイチ戦ではスターティングメンバーに名を連ねる可能性が高い。
 
 ただ、乾本人には「アピールしよう」という気持ちはないという。
 
「若い時はありましたけど、今はあんまり。ワールドカップには行きたいですけど、今はチームがどうしたらレベルアップできるか、というのを考えながらやっています。自分が選ばれる、選ばれないはあまり気にしてない」
 
 鳴り物入りでJリーグ入りし、セレッソ大阪で一世を風靡したドリブラーもいまや29歳。届きそうで届かなかったワールドカップへの切符を掴むには、今回のロシア・ワールドカップがラストチャンスだろう。
 
 フォア・ザ・チームの姿勢を忘れないベテランは、ワールドカップ行きの夢を叶えられるか。次のハイチ戦のパフォーマンスが与える影響は決して小さくないはずだ。
 
取材・文:高橋泰裕(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

【PHOTO】日本×ニュージーランド戦の美女サポーターたち❤